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2013年 01月 31日
![]() 飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡- ここ数年の「本館 特別5室」を使った特別展のうち、'12の「出雲-聖地の至宝-」は見応えがあったが、'11の「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」「手塚治虫のブッダ展」、そして「飛騨の円空」は料金と見合わないのでは。 「孫文」「手塚」は個人的に興味が薄いからかも知れないが、「円空」はそんなことはない。 混雑が予想される「円空」なのに(実際歩くのも困難な程で あった)、狭い会場に展示を詰め込み過ぎ、また照明に不自 然さを感じた。 これまで円空と木喰(比較され、同時に展観されることが多い)は以下を観ているが、テーマにそって何体か出展していた展覧会が多い。 円空や木喰は既存の仏像と一線を画す心ときめく仏像だが、円空だけを100体も拝見すると若干飽きる(私の眼が利かないと考えられるが)。 1995 松濤美術館「-変容する神仏たち-近世宗教美術の世界」 1997 〃 「慈愛の造形 木喰の微笑仏」 2001 〃 「眼の革命 発見された日本美術」 2006 東京国立博物館「仏像-一木にこめられた祈り」 2008 そごう美術館「生誕290年 木喰展-庶民の信仰・微笑仏」 雑駁な印象。 同一人物が作ったものでも心躍るものとつまらないものがあるのは当然だが、それにしても果たして全て円空の作なのだろうか。 ほとんど手を掛けないがために素朴で自然神のような魅力を放つものと、丁寧に手を掛け刻んで素晴らしいもの、両方がある。 反面、仏を感じられないただの木片や、手を掛け過ぎて失敗したものがあると思う。 ・「円空像」は大森旭亭筆だけなのだろうか、初めて見たが円空のイメージに合う。 ・「両面宿儺坐像」(千光寺蔵)は顔や岩、殊に光背の火炎(?)の鋭い鑿跡が目を引く。 ・1本の木を2つに割って作った「護法神立像」(千光寺蔵)「金剛神立像」(飯山寺蔵)は、 木の原形を残していて自然の妙を感じる。 ・1本の木を3つに割って作った「不動明王および二童子立像」は、不動は大きく、矜羯羅コン ガラと制た迦セイタカは脇侍だから小さくて当然なのだが、「護法神立像」「金剛神立像」の ような手を掛けない迫力に欠ける。 3つに割ったものでは、2006「仏像」の「十一面観音菩薩立像・善女龍王立像・善財童子 立像」(高賀神社蔵)の方が記憶に残る。 ・「歓喜天立像」(千光寺蔵)が秘仏なのは、これを本尊とする祈祷は秘密にしないと効果が なくなるかららしいが、仏像としては注目するほどか。 ・「三十三観音立像」(千光寺蔵)は白洲正子が『十一面観音巡礼』で「美しい」と記したそう だが、私はそうは感じなかった。 ・「手観音菩薩立像」(清峰寺蔵)は脇手を別材で作っているそうだが、手を掛け過ぎで円空 らしさがない。 ここまで選り好みを記してきてなんだが、多分好まざると思ったお像も本来安置されているお寺で拝んだならば全く違って感じると、これまでの経験から確信する。 私にとって仏像を拝見する環境は重要、かなり心象が左右されてしまうから、あの展示室での展観は残念だ。 (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-31 10:18
| 美術館・ギャラリー
2013年 01月 30日
![]() 書聖 王羲之 茶席に掛ける書(古筆・消息・中国や日本の禅語など)は拝見する機会も多いが、中国の書はほとんど親しんでいない。 王羲之の真跡が現存しないことぐらいは知っていたが、解説を読んでも理解できない箇所があるぐらい疎い。 でも、この展覧会を通して王羲之の書が如何に珍重されてきたか驚きを以て実感した。 真跡が「臨本」「模本(双鉤塡墨ソウコウテンボク)」「拓本(石)」「拓本(木)」などを複数回繰り返してまで伝えらている。 素人考えでは、そんなに複製を繰り返して原跡と変わらないのだろうかと思うほど。 なお、先日TVニュースで見た、小野道風筆と伝えられてきた「王羲之尺牘 大報帖」も出展されていた。 王羲之以外では、導入部に展示されていた古代の漢字の萌芽の遺物「甲骨文」「小克鼎」などに興味を惹かれた。 また、私でも米芾ベイフツ(北宋)や董其昌トウキショウ(明)などの名は知っていて、それは日本人受けするからだろうか、やはり好ましく思った。 (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-30 12:53
| 美術館・ギャラリー
2013年 01月 29日
(つゞき 「真盛豆3」)
「真盛豆」が、時代または西方尼寺製か菓子屋製かで異なり、煩瑣なので整理した。 ● 豆(塩味)に菜の葉をまぶす~真盛上人当時(1500頃)から?の西方尼寺 (参照 「真盛豆2」) ● 炒り黒豆の小麦粉衣(塩味)に菜の葉をまぶす~?から現在の西方尼寺 (『雍州府志』1686、参照 「その2」) ● 炒り黒豆の小麦粉衣(砂糖)~幕末の菓子製法書 (『鼎左秘録』1852、参照 「真盛豆3」) ● 炒り黒豆の豆粉衣(砂糖)に青海苔をまぶす~幕末から現在の菓子屋 (『蒹葭堂雑録』1859、参照 「真盛豆3」) (金谷正廣 1868 、参照 「真盛豆1」) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-29 13:51
| 和菓子
2013年 01月 29日
![]() 3日 初炭・濃茶・後炭・薄茶 テーマ「節分」 (四畳半逆勝手下座床-棚) 11日(祝・月)10:00~ 七事式(日・月曜合同) 24日 初炭・濃茶・後炭・薄茶 ![]() (二畳隅炉逆勝手下座床) 月曜 4日 3日に同じ 11日 七事式(日・月曜合同) 25日 24日に同じ 香合「鬼は外 福は内」 <稽古のポイント> ・今年度は大炉はしません ・1・2月は八炉の稽古 ・炭・濃茶・薄茶は自由(平点前または小習) <備考> ・「初・中級」を受講できます(1回2000円) 1月 ← 2月 → 3月 ※ '13.8.9以前の記事はGoogle Chromeでは画像や文字がずれますので、 Interneto Explorerでご覧ください。 (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-29 10:09
| お茶全般(茶道)
2013年 01月 27日
![]() 西方尼寺で作られる真盛豆の一方、江戸後期には菓子屋でも販売されたことが、『商人買物独案内』(1831版、京都の買物ガイドブック)の「本家根本 真盛豆所 御池通堀川東入 井筒屋永昌」、また同本(1851版)の「東洞院魚店角 近江屋」に真盛豆の名が載ることで分かる。 「井筒屋永昌」「近江屋」がそうであるかは明らかではないが、塩味と並行して、この頃には甘い真盛豆もできている。 『蒹葭堂雑録』(1859刊、木村蒹葭堂著)に、真盛豆を菓子屋がまねて黒豆を砂糖蜜にひたし、黄な粉や青海苔を衣にかけるようになった、と記している。 金谷正廣が作った1868年以前にも、金谷正廣と同じ材料で作られたことが分かる。 『蒹葭堂雑録』よりも早い『鼎左秘録』(1852年刊、国華山人著)では、砂糖蜜と小麦粉での製法が載る。 ❍真盛豆の法 黒豆 炒 白砂糖 温飩の粉 右三品、まつ白砂糖に水少し入、攪カキマせよく煮、どろゝゝになりたる所へ炒たる黒 豆を入、よくかきまぜ、其上うどんの粉にまぶし、銅の平鍋にそろゝゝと微火トヲビにて いりあけ、よく乾きたるとき、又砂糖汁につけて取あげ、うどんの粉をまぶし、再び鍋 に入れ、炒りあげる。斯カクすること凡五度にて成熟す。 炒った黒豆を、白砂糖蜜の中に入れて取り出し、小麦粉をまぶし弱火の鍋で炒り上げ乾かし、また蜜に入れ小麦粉をまぶし炒り上げる、これを5度ほど繰り返す。 塩味の真盛豆にまぶしていた菜の葉は、甘い豆には合わないためか記載がない。 画像はこの方法で作ったもので、小麦粉の衣部分がカリッとなかなか美味しく、小麦粉に何か香味(例えば抹茶・柚子・胡麻など)を加えれば、色々な味が出来そう。 ![]() ![]() ![]() ![]() 1度、2度、3度、4度 文頭右は5度 参考文献 『古事類苑』吉川弘文館、『近世菓子製法書集成 2』平凡社 (つゞき 「その4」、参照 「砂糖豆」) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-27 06:41
| 和菓子
2013年 01月 26日
2013年 01月 26日
![]() 菓子屋の甘い真盛豆は、西方尼寺の真盛豆を改良したと云うが、同寺の真盛豆は州浜粉の衣ではなく小麦粉の衣で塩味。 現在でも手作りの真盛豆を御本尊「腰掛阿弥陀如来」に供え、檀信徒もお下がりをいただくと聞く。 見たこともなく、材料(炒った黒豆・小麦粉・塩・大根葉)しか分からないが、『鼎左秘録』の真盛豆(参照 「真盛豆3」)を参考に作ってみると、塩気の衣はかりっとして、豆は少し硬いが美味しい。 ただし、小麦粉衣の表面に大根葉をまぶしたが、今になって小麦粉を混ぜた大根葉の衣にするのではと推測する … ご存じの方にご教示いただきたい。 由緒が、『茶菓子歳時記 10』(鈴木宗康著、淡交社)に載る。 (略)東山時代、空也上人の古徳を慕った真盛上人が、往来の人々に菜の葉で彩った 塩豆を与え、衆生済度の方便とした故事に因み、この豆を真盛豆と言ったと伝える。 真盛上人とは天台真盛宗(本山西教寺)の祖(諡号は円戒国師・慈攝大師、1495寂)で、明応年間(1492-1501)頃、京都北野真盛町の西方尼寺の開祖盛久・盛春両尼に真盛豆を伝授したと伝わる(参照 「金谷正廣」「竹濱義春老舗」)。 天正15年(1587)の北野大茶湯で真盛豆が供され、秀吉が「茶味に適す」と称え、細川幽斎が「苔のむす豆」と例えたと云う。 秀吉の言は口碑なのか文献では確認できなかったが、幽斎のは『醒睡笑』(巻之八 頓作、1626)にある。 青苔ノリ(緑水庵註:原本がノリと訓むか未確認。この時に青海苔か疑問)を煎豆につけたる菓子、 太閤の御前へ出イダしたれば、幽齋法印に向はせ給ひ、「何ナニと何と」とありし時、 「君が代は千代に八千代にさゞれ石のいはほとなりて苔のむすまめ」 余談だが、「筒井筒五つに割れし(欠けし)井戸茶碗 咎をば誰か(我に)おひにけらしな」(『長闇堂記』『源流茶話』)と云い、古今伝授で著名な幽斎だが … 本歌取りというよりパロディーよねぇ。 西方尼寺境内には、北野大茶湯で利休が使用した「利休井戸」や利休手植えの「五色散椿」がある。 さて、『毛吹草』(1638、松江重頼編)には、 猶洛中名物雖レ多レ之、(略)真盛衣大豆(シンセイノコロモマメ) 比丘尼ノ業ナリ 『雍ヨウ州府志』6土産(1686、黒川道祐著、山城国の地誌)に、 炒イリ豆 北野眞盛寺尼炒二黑豆一磨二靑芥(カラシナ)葉一、水解爲二黑豆衣一、(略)、 是稱二眞盛衣豆一、寺尼紙囊盛レ之贈二檀越家一、 既に江戸初期には、西方尼寺の真盛衣豆は京の名物で、それは炒った黒豆に摺った青辛子の葉を水で溶いて衣にしていて、若干辛味がある辛子菜というのが面白く、また小麦粉は使われていない。 『嬉遊笑覽』10上飮食(1830刊、喜多村信節撰)に、 雍州府志に、炒豆は(略)、但今の製大葉芥(オオバガラシ、高菜)の靑粉は用ひず、靑の りを粉にしてかくる、霰を雜へざるは、眞盛寺の本製よりも却て古製なり、 江戸後期には、炒り豆の衣は芥子菜でなく青海苔の粉になっていたようだ。 参考文献 『古事類苑』吉川弘文館 『近世菓子製法書集成 2』平凡社 『長闇堂記』『源流茶話』(『茶道古典全集 第3巻』)淡交社 『醒睡笑』(佛教文庫10)安楽庵策伝著、東方書院 (つゞく 「真盛豆3」) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-26 01:04
| 和菓子
2013年 01月 23日
![]() 平成6年から教えている緑水庵で、奥伝を引き次ぐのは初めてで、私としても感慨深い。 受伝者は、拙庵で一から稽古を始めた方で、10年以上の女性と8年ほどの男性。 おめでとうございます、今後もお互いに精進しましょう。 ![]() 菓子は1軒の店でまとめるものかとも思うが、今回は自分で作った菓子も混ぜた。 ちなみに、福ハ内・蕎麦薯蕷は節分を、咲分・鶯餅は立春を意識。 菓子 福ハ内 (鶴屋吉信製) 蕎麦薯蕷饅頭 (内製) 咲分きんとん ( 〃 ) 鶯餅 ( 〃 ) ![]() 行之行台子の点前を御覧に入れ、大圓之草は次週にした。 なお、奥伝なので点前道具の画像は載せない。 煮物椀 清まし仕立て かしわ丸の葩餅 ![]() 松葉柚子 八寸 ずわい蟹 山芋焼き目 ※ '13.8.9以前の記事はGoogle Chromeでは画像や文字がずれますので、 Interneto Explorerでご覧ください。 (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-23 10:29
| お茶全般(茶道)
2013年 01月 22日
![]() 常磐とは常に変わらない岩から永久不変のさまの意、常磐木は常緑樹をさす。 雪をいただく常磐木、ここでは松の翠を表現した。 餅皮から緑色の餡が透けるように作ったが、画像では色が上手く写らなかった。 原材料:砂糖・手亡・餅粉・(とり粉として上用粉)・ 合成色素緑② 表千家の初釜では、「常磐饅」と云う緑餡(虎屋のことだから白小豆だろう)の白い薯蕷饅頭をお使いになる。 以前、虎屋さんで注文しようとしたら、表千家ご宗家のご許可が必要とのことで食べたことがないのだが、門人であればご許可いただけるのだろうか? ※ '13.8.9以前の記事はGoogle Chromeでは画像や文字がずれますので、 Interneto Explorerでご覧ください。 (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-22 07:56
| 和菓子
2013年 01月 21日
![]() 「真盛豆」は炒った黒豆の芯に、砂糖蜜と州浜粉を重ね、青海苔で仕上げる。 「真盛豆」、または類似の豆菓子はいくつかの店にある(私が食べたことがあるのは金谷正廣と京華堂利保のみ)。 ◆金谷正廣製「真盛豆」(登録商標「真盛豆」とある) 加賀の菓子職人金屋庄七が、安政三年(1856)に京で創業、後に金谷正廣と改名。 明治元年(1868)、初代が西方尼寺(参照 「真盛豆2」)信随尼より真盛豆の製法を伝授され改良を重ね甘い菓子として完成。 ◆竹濱義春老舗製「真盛豆」 文久元年(1861)に堀川中立売に創業した菓子屋の分家として、昭和初年に現在の地に移る(本家は閉店)。 ◆鶴屋益光製「真盛豆」 明治末に鶴屋吉信から暖簾分けし大津坂本に創業、西教寺(参照 「真盛豆2」)御用。 黒豆でなく小豆納豆の芯(おそらく甘納豆)に、蜜と州浜粉はったい粉を重ね、青海苔で仕上げるとあり、はったい粉(麦こがし)を混ぜているので香ばしいのだろう。 ◆京華堂利保製「福宝」 明治36年(1903)創業、武者小路千家10代有隣斎好み『濤々トウトウ』で著名。 黒豆でなく小豆の芯(記憶が確かなら甘納豆)に、きな粉・青海苔仕上げの2種ある。 ◆西大黒屋「八壺豆ヤツボマメ」(多度豆) 上記4点は京菓子だが、「八壺豆」は三重県桑名の多度大社の参拝菓子。 黒豆でなく炒った大豆の芯に、蜜と州浜粉でなく黒蜜と黄な粉を重ね、砂糖で仕上げるそうで、京菓子より素朴なのだろう。 ![]() ![]() 左:炒った黒豆に蜜・州浜粉を1回 右:炒った黒豆、蜜・州浜粉10回、15回 上:15回に青海苔をまぶす (つゞく 「真盛豆2」) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]() ■
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by ryokusuian
| 2013-01-21 08:03
| 和菓子
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