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2010年 07月 31日
![]() 絵の中に浮遊するものとして、トランプ、玉、薔薇、雲、そして蓮弁も多い。 「有元利夫 女神たち(宮崎壯佳編 美術出版社)」をめくっただけでも、「春」「花降る日」「音楽を聴く人」「花降る森」「花びら」「遥かなる日々」「花火の日」などがある。 また、容子夫人の「散」にも蓮弁が舞う。 「女神たち」を読むと、その理由がわかる。 ヨーロッパ絵画の影響と仏画からの影響はまさに五分五分なのです。特に『平家納 経』は、僕が大学3年生の時に画集が出版され、これには大きな衝撃を受けたと言っ ていい。象徴性と装飾性の見事な結合。 また、「有元利夫 絵を描く楽しさ(有元利夫・有元容子・山崎省三著 新潮社)」で、容子夫人も「散」について、こう書いている。 ちょっと仏画みたいな作風ですが、実は有元が『平家納経』が好きで、参考にしてみ たらといわれて描いたものなんです。 さて、有元が大学3年生の時に衝撃を受けたという本を、私も持っている。 「平家納経」 京都国立博物館編 光琳社出版 (1973年に京都国立博物館が出版、1974年に同じものを光琳社が出版) 例えば、画像は「法華経妙荘厳王本事品第二十七 見返」だが、掌を合せる二人の女性に一条の光(「花降る日」のような)がさし、蓮弁が舞う。 (つゞく 「有元利夫展 天空の音 5」) ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-31 06:10
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 30日
![]() (つゞき 「有元利夫展 天空の音楽1」「同2」) 絵に添えられていた画家の言葉(参照 「天空の音楽1」)を確認するため、4冊の本を読む。 私が、絵について書かれたものを読むのは、珍しいことである。 2007年の展覧会で、脚が見えないことやボリュームのある肢体であるのに肉感的でないことにを興味を持ったが、そのことが「有元利夫 女神たち(宮崎壯佳編 美術出版社)」に書かれている。 足を描いてしまうと、たとえば歩いているとか組んで座っているとか、要するに何をし ているかがはっきり分かってしまう。やっていることがはっきり見えて説明的になって しまうのです。 中性的であまりエロティックではないという感想が出てくるのも、当然と言えば当然 なのです。あの人物たちは僕自身の分身ではないかと言われたこともあるくらいで、 もしかしたらそうかもしれない。 僕の絵の「女神たち」は大体がたくましい。ジャコメッティかさもなくばピカソの『ロー ズ』じゃないけれど、いい形というのは太っているか細いかのどちらか、という気がし ます。 (つゞく 「有元利夫展 天空の音楽4」) ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-30 11:21
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 26日
![]() 友人Iさんが、TVで腋の下を圧迫すると顔に汗をかきにくいと放映していた、と云う。 Iさんは、私が和服の時、さらしを巻いていることをご存じなので納得してらした。 ただし、現在はさらしでなく裾よけで工夫している。 腋を絞めると良いことは、京都に住んでいた20年ほど前から聞いていたが、理由は知らない。 TVでは、科学的根拠も説明していたのだろうか。 私が洋服の時も顔に汗をかかないのは、和服の時間が長いので体が覚えているのかな。 科学的根拠はないけれど。 ところで、体はどうなのだろう、人との比較は難しい。 体も汗をかかないとなると体温調節ができないから、顔の分は体にかいているに違いない。 うーん、科学的根拠はないけれど。 そうでなくても、夏の和服は汗が着物にひびかないよう下着をしっかり着ける。 さて、今年の猛暑でアセモがひどくなってきて、ようやく天花粉を作ってみた。 治療効果の当否は不明だが、お風呂上りに付ければ、やはりサラッと心地良い。 追記 顔に汗をかくか否かはともかく、和服の時、「ええかっこしぃ」したい、暑そうな顔を見 せないようにしたい。 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-26 08:15
| その他
2010年 07月 25日
![]() 新しいガスコンロで炭が熾せないことを書いたまま、解決策を書いていない。 「續 ガスコンロ」のセンサーカバー大作戦では、備前の陶片が割れてしまった。 しかし、同じ手こずりを経験する方のため、私なりの解決法を書いておく。 ・茶事の時 下火(裏千家では毬杖ギッチョウ3本)は丸炉で熾すので、消し炭を熾せば事足りる。 ➝少々の消し炭を「火熾し」の外側(センサーから離す)に置き、石や煉瓦などでセンサー をカバーする。 ・稽古の時 横着して、下火はガス火で熾している。 ➝短時間で熾る消し炭よりも時間が掛るので、ピピッとセンサーが鳴ったら、石を交換。 これで、風炉用毬杖(長さ2寸)を熾すのは可能、ただし、炉用(長さ2寸5分、径は風炉の 1.5倍ほど)は未だ試していない。 参考 ・ガスコンロのセンサーは250度、解除すれば290度で作用。 ・カセットコンロで炭を熾すと爆発の危険あり。 ・友人Iさんの話では、シーズヒーターの電気クッキングコンロで下火を熾すのは可能。 ただし「火熾し」を使わず直接ヒーターに炭をのせるので、転げないような対策が必要。 (了) 参照 魚を焼く➝「續々 ガスコンロ」「又續 ガスコンロ」 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-25 15:12
| お茶全般(茶道)
2010年 07月 22日
ぐるっとパスで、せっかく無料だからというので足を運ぶ展覧会もある。
期間切れの最終日とその前日、近代洋画をまとめて見た。 松岡美術館 「モネ・ルノワールと印象派・新印象派展」 ブリジストン美術館 「印象派はお好きですか?」 東京国立近代美術館 「所蔵作品展 近代日本の美術」 ニューオータニ美術館 「大谷コレクション」 好き嫌いと云うのではなく、気になったことをいくつか。 ・日本人は、本当にルノワール好きなのね。 印象派の展覧会ではあるが、松岡のポスターは「リュシアン・ドーデの肖像」、ブリジストン は「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」 ・同じ画家でも当然だが出来不出来があり、心に響く絵がある一方、こんなつまんないもの も描くんだ、と思う。 ・猫の彫刻、松岡のディエゴ・ジャコメッティ(弟の方)作「猫の給仕頭」、ブリジストンの古代 エジプトの「聖猫」 ・心に鈍く残る関根正二、ブリジストン「子供」、近美「三星」 ・松本竣介も、やはり気になる夭折の天才。 関根正二にしてもそうだが、もう少しでも長生きしていたら、どのような作品を生み出した であろうかと想う。 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-22 18:40
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 19日
美術館に置いてある他の美術館のチラシ、興味はあるが行かない展覧会がある。
例えば最近では、 ①時間がない 平塚市立美術館「長谷川潾二郎展 -平明・静謐・孤高-」 実は長谷川潾二郎(参照 北海道立函館美術館「長谷川潾次郎展」その1)を知らな かったが、ポスターの猫に惹かれ、この画家を好きだと直感。 でも、ポスターを見た時、すでに終了期限が間近だった。 ![]() 国立国際美術館「束芋 -断面の世代」 いつ束芋の存在を知ったのかはっきり覚えていない、5 ~6年前だろうか。 アニメーションを断片的に見たのだが、強烈な印象! このちらしも魅力的、でも大阪は一寸遠い。 ③あえて行かない 三井記念美術館 「遷都1300年記念 奈良の古寺と仏像 會津八一のうたにのせて」 お寺も仏像も好きだが、最近美術館で仏像を見るのは ![]() 18歳を初めとして奈良・京都を時折訪れたことは、少女 から青年期の私の感性を育ててくれた。 しかし、美術館で仏像に対峙すると最近とみに、そこに おいでになる仏様が悲しかったり、かつてお寺で向か い合った印象と異なり失望することがある。 信仰心からではないけれど、お寺でお会いできる仏像 であれば、そこで見たい。 ![]() ④以前なら行く 国立新美術館「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」 大学生のころ(四半世紀前)、フランスに興味があった。 思いつくままに挙げるならば、時代や分野がばらばらで 恐縮だが、コクトー、シャガール、フジタ、ローランサン、 サガン、アポリネール、サガン、コレット、カミュ、ルノワー ル(息子の方)、ヌーヴェルヴァーグのゴダール、トリュフ ォー、ジャン・ポール・ベルモンド … セシル・カットにもし たし。 当然、マン・レイやモンパルナスのキキにも。 でも、今はちょっと冷めたし、このちらしは今ひとつ。 まぁ、なんだかんだ云って、行かないのは興味が薄いということだろう。 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-19 06:16
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 18日
![]() 有元自身の言葉に共感する美学を覚え、それを引用して書くつもりだが、未だ著作を確認していないので、庭園美術館で感じたこと幾つか。 ・画家自身のことば「素晴らしい音楽を画面いっぱいに鳴り響かせる」を読むと、バロック音楽が聞こえてきた。 しかし、初め私には沈黙の音が満ちていて、率直に云うならば、そちらを大切にしたかった。 ・「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」は、藝大の卒業制作10点連作、大学の買い上げとなったそうだ。 今回は、そのうち5作が展観されていて、私は初めて見るのだが、この頃すでに画風が確立されていて、後にはあまり使っていないような鮮やかで光沢のある色彩がある。 ・色彩と云えば、やわらかな色彩に異質な白を感じる絵がある。 「百合」の白、タイトルを覚えていないが2階上がって正面3枚の右の絵にある縦の白い線。 ・人物像がほとんどなのに、「果物」はどのようにして描かれたのだろう? ・「一人の夜」「真夜中の室内」「花降る森」など夜を場面とした絵に、林や森が描かれている事が多い。 私は夜という言葉に日本昔話の暗い森を想像することがあるが、同じ感覚だろうか。 ・「出現」は、家に帰ってから読んだ「東京都庭園美術館ニュース」に、「山超来迎図」や「キリストの洗礼」に通じる、と書かれていた。 しかし、私は見た瞬間、「金の斧」で現れる、それもイソップのではなく、日本昔話の女神さまを想った。 有元はフレスコ画や仏画などに触発されたそうだが、私はもっと日本人の根幹にある土着の民族信仰を感じる。 (つゞく 「有元利夫展 天空の音3」) ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-18 16:54
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 16日
過日、松岡美術館に行った。
モネ・ルノワールと印象派・新印象派展 併設展示 ペルシア陶器展 1階の常設展示は見応えがあるし、2階の企画展示も充実しているのに、いつ行っても来館者が少ないは、知名度が低いのだろうか、不思議。 私としては、その方が静かで好ましいのだが。 館内の解説に、松岡翁は茶道具も集めてはみたが、鑑賞陶器の方が性に合っていたと書かれていた。 なるほど納得、翁の好みが表われたコレクションで、個人美術館としての面白みがある。 私は実用陶器も好きだが、茶の湯をしていなかったら鑑賞陶器の方を好んでいたと思う。 ということで、「ペルシア陶器展」について。 展示は、イスラーム時代にペルシア(イラン)で制作された陶器を5つに分類。 ・彩画(ニシャプール) 9~10世紀のものだが、イスラームの幾何学文ではなく、古代オリエントの文様を復古 的に表しているそうだ。 戯画風な人物・鳥・動物文などが楽しい。 ・色絵(カシャーン 12~13世紀) ミナイ手と云う方が耳慣れている。 ミナイ陶器は、これまでも人物文しか見たことがなく、いずれも可愛い。 東博「細川家の至宝」の護立コレクションで3~4口展観されていたものも優品であった。 東博では「ミーナーイ陶器」と表記されていて、あれ?と思ったが、一般的にはどちら? ・ラスター彩(カシャーン 12~13世紀) ラスターは技術的に非常に難しいそうで、貴金属の文字通り「輝き」。 ・青釉(サーヴェ、グルガン 12~13世紀) アルカリ青釉陶器で、銀化したものも多い。 漢代の緑釉など鉛釉や鉛ガラスも銀化するが、どれも日本人の欠けたる美、移ろいの 美を愛する気持ちに添う。 ・白地藍黒彩、白地藍緑彩(カシャーン、スルタナバード 12~14世紀) モンゴルの侵略により中国の影響を受け、龍・鳳凰・蓮弁・唐草等の文様が表われる。 東西融合の美と云えよう。 この展観を観て、今更ながらペルシア陶に断然興味を持った。 少し勉強したいのだが、イランの歴史は非常に複雑で難しく厄介で、勉強する前から匙を投げたい。 気になりながら、三鷹は遠いと理由を付けて行っていない中近東文化センター附属博物館に行こう。 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-16 14:22
| 美術館・ギャラリー
2010年 07月 12日
![]() なかなか評判が良いので買おうと思っていたところ、「炙家」対応グリルを見つけ興味を持った。 「炙家」には、焼網(画像なし)が付属しているが、このグリルで焼肉をすると、焼肉屋さんの味になるという。 年に2~3回しかしない焼肉だけど、是非これで焼いてみたいという欲求にかられた。 鉄板工房というところで製作されていて、HPを見ると、美しい鉄板やグリルが並んでいる。 また、「炙家」もサービス価格で買えるとあって、ともども購入。 (つゞく 「焼肉」) 参照 炭を熾す➝「ガスコンロ」「續 ガスコンロ」「又々 ガスコンロ」 ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-12 06:25
| その他
2010年 07月 10日
![]() 角型七輪に備長炭が最良だが、室内では不可能で、拙庵の室外はベランダしかない。 ベランダには軒ノキがないので、雨の時、七輪は難しい。 仕方なく、ガスコンロに鉄炙を置いて焼いていたが、新しいガスコンロの説明書に「警告!焼網は使用しない」とあるので鉄炙もだめということか。 そこで、ホームセンターで見かけたイワタニ製カセットグリル「炉ばた大将 炙家」を検討。 鉄炙が付いていて、串が置けるようになっている。 これなら、雨の時はベランダで傘をさし、または室内でもどうにか使えるであろう。 新しいガスコンロに、以前は考えもしなかったことで悩まされるし、予定外の買物である。 はたして、上手に焼けるだろうか。 (つゞく 「又續 ガスコンロ」) ![]() ▲
by ryokusuian
| 2010-07-10 05:42
| お茶全般(茶道)
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