
今、連続テレビ小説「ちりとてちん」を見終り、思ったこと。
草々の落語「たちぎれ線香」のため、若狭が地唄「
雪」の稽古をしていて、
今日の初雪のタイミングにぴったり。
また、私も20代のころ、
三絃で「雪」を稽古していたなぁと回想し、「黒髪」や「雪」では先生に「未だ分からないでしょう」とからかわれたことも懐かしい。
「雪」と云えば、なんといっても武原はん氏の地唄舞、やはり20代のころ一度だけ拝見したことがあるが、その舞も現在の年齢になって見られないのが残念。
三絃は数年で辞めてしまったが、いずれ再開したい。

小草若が、若狭の父から祖父の若狭塗箸を見せられる時に指輪をはずしていた。
脚本にそのように書かれているのだろうが、名門茂山家の宗彦氏だけに相応しく見えた。
18か19歳のころ、洋服店で客が売り物のセーターを手に取る時に指輪をはずすのを見かけた。
その頃の私は、すでに茶の稽古を始めており、茶道具を傷つけないように貴金属をはずすことを知っていたが、他の場面で同様な気遣いをするに至っていなかった。
んな自分を恥ずかしく思うとともに、その客のような女性に

そなりたいと深く思った。
今朝の「ちりとてちん」は、小草若が父草若の落語を、若狭の弟が父の技を受継ぐことを思索するといった展開。
宗彦氏もお父さま七五三
シメ氏、おじいさま四世千作氏、ひいおじいさま三世千作氏の狂言の継承に常に専心しておられるだろうから、姿が重なる。
上:三世千作氏(人間国宝)御染筆色紙「末広がり」
中:3~4年前に四世千作氏(人間国宝)にお願いした箱書
(箱「言」の字の横に墨が付いてしまっているのが、かえって嬉しい。
千作さんが「いゃ~、墨がついてもうたぁ」と慌てられる御様子が眼に浮かぶよう。)
下:一文字(色紙上下の青い裂)に扇紋を使うよう表具師に依頼した
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