建長寺と円覚寺の宝物風入れは例年、文化の日前後に3日間行われるそうであるが、私は今年が初めてである。
まず、円覚寺(画像は会場の方丈)へ。
去年の五島美術館
「鎌倉円覚寺の名宝」で感銘を受けて以来、折々に円覚寺に足を運んでいる。
今回、あの宝物類、殊に開山箪笥や伝衣箱の袈裟や袱紗など染織類への再会を期待していたのに、それらがない。
開山箪笥収納品の大部分が今年から4年間の予定で修理保存に入ったらしく残念に思う。
また、断わりはないが、2002年に新たに確認された伝衣箱4箱の袈裟5領を含む染織品も同時に修理だろうか、やはり展示はない。
それらがなくとも十分満足の出来る宝物類であったが。
ところで、これまで行った曝涼は大徳寺(京都)・妙心寺(京都)・龍澤寺(三島)であるが、何処でも同じ心配をしてしまう。
こんなに手の届くところにこんな御宝、書画が大半、をぶら下げておいて良いのだろうか、破損の危険はないのだろうか。
それほど、曝涼は贅沢な展示である。
建長寺についても書くつもりでいたが、長くなるので来年の風入後に書く。
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