東京国立博物館に行ったのは、もう1ヶ月以上前になってしまったので書くのは気が引けつつも。
大徳川展
展示は「将軍の威光」「格式の美」「姫君のみやび」と三章に構成されている。
「将軍の威光」で武具を展示、武家の象徴から始まるのは当然だが、私の興味はやはり茶道具や香道具などである。
「格式の美」には茶道具を主とし、書院を荘厳する道具や能装束など。
名物・大名物の柳営御物がずらりと並ぶ中、独立ケースに「新田肩衝」「初花肩衝」が双び立っていた。
以前、五島美術館「山上宗二記」でも展観されていたように、「宗二記」に「天下三の名物」として評価される「新田」「初花」「楢柴」中の2点である。
「姫君のみやび」の婚礼調度は、もう華やかで夢心地、うっとりする。
香道具をあげると、「古今香箱」は組香「古今香」の札、「泰姫婚礼調度 綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱」は幸阿弥作、孝明天皇下賜の香木「若木梅」。
現在、徳川宗家はじめ御三家の宝物は、それぞれの財団・美術館・東照宮などに所蔵されている。
私は、名古屋の徳川美術館に10回ほど行ったことがある他は行ったことがない。
水戸の徳川博物館などは、そう遠くないのだから機会を見つけて、足を運びたい。
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