出光美術館に行った。
没後170年記念
仙厓・センガイ・SENGAI -禅画に遊ぶ-
出光美術館では折々に仙厓さんが何点か展示されるので、自然親しみを持っていたが、まとまったコレクションを観るのは初めて。
仙厓さんについては逸話をいくつか知っているくらいなので、私の感想を無知から出たものと異論を持たれる方もあると思う。
仙厓さん、正統派の画法も習得していながら、自ら「画無法」と称し戯画の如き絵も描く。
今展覧では、南画風布袋像と「画無法」の布袋さんが並べてあった。
私の眼が利かない(国宝の水墨にあまり感心しなかった例もある)こともあるだろうが、前者を他の画僧と比べて高くは評価しない。
子供の如き絵という意味では、ピカソもアカデミックな技術を持ちながら、晩年は戯画を描いているが、青の時代は好きだが子供のような絵はそうでもない。
仙厓さんにしてもピカソにしても、子供のような絵を何点か見るのはとても楽しいのだが、展覧会通して全てだと飽きる。
仙厓さんの狂歌も上手いな、楽しいなと思う反面、同じ言葉遊びを何回もみると鼻につく。
「南方録」に云うところの「かなふはよし、かなひたがるはあしし」の印象を持った。
皆様はどう感じられただろうか?
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