料理に「
ふくさ」を冠するもの、ふくさ味噌汁、ふくさ玉子、ふくさ焼き、ふくさ揚げ、
葩餅のふくさ牛蒡などがある。
合わせ味噌(一般的には白味噌と赤味噌)仕立ての汁を何故「袱紗味噌汁」というのか考えたことがなかった。
しかし今回、辻嘉一氏の著書に「茶の点前に使う袱紗が2枚の布を重ね合わせて作られていることに通わせてつけられた名前」とあるのを見つけた。
ふくさ玉子・ふくさ焼きは何種かの具を混ぜ合わせた玉子焼きを云う外、柔らかい玉子焼きを云う場合もあるらしい。
ふくさ揚げは例えば湯葉などで具を包んで揚げたもの、ふくさ牛蒡は柔らかく煮た牛蒡と云う意味だろうか。
外の料理にしても、名称に何通りかの説を持つ場合があるので一概には云えないが、ふくさを冠する料理には①2種の材料を合せる、②柔らかい、③包むがあるようだ。
推測ばかりなので、料理の専門家の方のご教示を請う。
補足 祝儀用の
袱紗は2枚を縫い合わせるが、茶の
帛紗(辻氏は「袱紗」と表記)は1枚の長方形の布を2つに折って縫う。
故に、「茶の」と限定するのは疑問だが辻氏の解説だから間違いはないのかな。
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