22歳で週6日和服を着るようなったのを始まりとして20年間、日常的に和服を着ている。
ずっと私は和服が好きだと思っていたが、1~2年前からそうでもないのではと思い始めた。
もちろん嫌いというのではない、世界的に見ても美しい衣装に魅力を感じているが、程度の問題である。
近年和服への関心が深まり、多くの方がブログで和服をテーマにしていて、その探究心や熱愛振りを見聞きするにつけ、私は全く以って好きの部類に入らない。
洋服で例えるならば、自ら洋服好きと称する人、一定のレベルに達していれば良い人、無頓着の人など、何段階かに分けられる。
私の場合、洋服がそうであったように、和服は衣服以上でも以下でもなく、本物の和服好きに比べると意識は低い。
和服を着始めた頃には分らないことばかりで、きもの雑誌や書籍によく目を通していた為、和服好きと思い込んでしまったようだ。
しかし、日常困らない程度の知識を得てしまうと、それ以上の欲はない。
茶の湯や香がライフワークとなり、和服・洋服の併用は経済・収納の効率が悪いため、和服の生活にした。
日常的に和服を着るのは、かつて和服が日常であった時代と同じ感覚であり、本物の方に遠く及ばない。
参照 緑水庵HP 庵主の着物について「
こしらへ」
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