Ryokusuian Hana の日蔭鬘
ヒカゲノカヅラを使ったブーケ、和の花材と思っていた日蔭鬘がフラワーアレンジメントに使われるとは意外である。
画像は正月に飾る卯槌で、長く下がっているのが日蔭鬘。
本来は正月初卯のものだが、現在は年末から正月に掛けて飾ることが多い。
日蔭鬘は破邪を為し、「垂れ」ることに「神籬
ヒモロギ」としての意味もある(参照「
神迎え」)。
他に伏見稲荷の大山祭で神職が日蔭鬘を首に掛けるのが知られるが、身に着けるのは上代からのことで髪に飾ったり、天宇受売命
アメノウヅメノミコトは襷にしている。
日本では、このように神聖視されるのでブーケにも相応しいが、西洋では神話か何かがあるのだろうか、花言葉はあるのか。
さて、地上を這う羊歯植物ということだが、私は生えているところを見たことがない。
見たことがあるという知人の話では、ちょろちょろと生えているそうで、Ryokusuian Hanaのブーケや画像のようにもさもさとしているのが不思議。
市場に出るものは花農家が作っているのだろうが、どんな状況で育てるのだろう。

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