2月初旬に、百貨店の招待券でそごう美術館に行った。
-韓国伝統パッチワーク- 韓国古刺繍とポジャギ展 -福を呼び、福を包む-
記事を書き忘れ、もう書く気はなかったのだが、先日「
御高祖頭巾」で想いを新たにした(つきては「
續 御高祖頭巾」で書く予定)ので今更ながら。
平面の裂の多様性に魅かれていて、私の風呂敷好きは拙ブログ読者もご存知であろうし、未だカテゴリに入れてないが、掛袱紗も多少持っている。
数年前に大阪民族学博物館で開催された「世界大風呂敷展」を観なかったのを残念に思っている。
韓国伝統の布「ポジャギ」は日本の風呂敷や袱紗同様「包む」文化から生まれた、と解説にあったが、確かに同じもの。
展覧会で観る限りで日本の風呂敷や袱紗との印象の違いを列記するが、知識不足なので間違いをご指摘いただきたい。
・端切れを縫い合わせて作るポジャギ「チョガッポ」は、日本の継ぎ接ぎに比べると、初めから美を意識したパッチワーク。
日本の紗のような透ける生地で縫ったものも多く、重いものは包めない(掛けるという用途もあるようだが)ことを考え合わせると装飾的な意味合いが大きい。
・風呂敷の文様は染め、また掛袱紗は刺繍や織りが多く、ポジャギは刺繍や彩色を施したものが多い。
「チョガッポ」は文様と考えても可笑しくないくらい。
・ほとんどのポジャギの二隅や四隅には紐が付いていて結べるようになっているが、風呂敷に紐付きは少ない。
・解説に「すべて女性たちの手仕事によるもの」とあるが、風呂敷や袱紗は専門職も存在する。
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