
(つゞき 「
その1」「
その2 石州流」)
昨日、「炭手前考」全5回の第3回目として、宗和流の炭点前をご覧いただいた。
講師は、遠路金沢市より、おいでいただいた宗和流の馬場宗球氏(鈴乃舎)である。
金沢では、夕刻から酒を中心とした薄茶だけの茶があり、
薄茶の炭、濃茶の炭という表現をするそうだ。
今回は、薄茶の炭点前を拝見した。
画像は、香合が拝見から返されたところで、亭主は羽箒を持ち出し、前において挨拶する。
あくまで、私の印象であるが、羽箒が
扇と同じように
結界の役目をなしているようで、遠州流での羽箒を手にしての迎え付けを連想させる。
第1回「
羽箒について」で、武家流では羽箒が炭道具としてだけではなく、精神的な
清めの道具であることを、お聞きした。
なるほど、実際に第2回「
石州流野村派」と宗和流の炭手前、薄茶点前を拝見し得心した。

薄茶点前では、馬場氏に金沢よりお運びいただいた、
吉はしのきんとんを用いた。
馬場氏は、ご主人吉橋氏とご懇意であられる。
吉橋さんは、私も存じ上げているので、美味しい菓子の馳走は嬉しい限りで、再会を願う。
講師の馬場先生、また新潟よりの石州流T先生、遠方よりのおでましに感謝申し上げる。
参照 緑水庵HP
◇後日、本日の詳細について報告する。 「これまで
17年度」(2月4日)
◇第4回目以降の「講座」案内 「催し
講座」(終了しています)
(つゞく 「
その4 遠州流」)

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