足袋は、
誂えの
四枚こはぜを履いている。
私には贅沢な気もするが、京都に住んでいた学生時代から足袋は誂えていた。
坐ることが基本の茶の湯では、学生であっても
必要な贅沢と思っていた。
幅広甲高な足に既成の足袋は、履く分にはどうもないが、続けて何時間(日によっては7~8時間)も正坐するには、つらい。
少しでも楽なよう、自分の足に合う足袋を履きたい。
京都では
分銅屋さんで誂えていて、足袋は勿論だが、店のたたずまいといい、いかにも職人といったご主人の応対といい、とても気に入っていた。
地元横浜に戻ってからは、やはり近場の方が便利なため、
銀座くのやさんに替えた。
こちらも定評通りの良品で、年に1度の2割引きセールに一打半位まとめてお願いしている。
始末でしょ。
補足 分かりにくいと思ったが、面白い話を紹介するために「
打」と書いた。
K先生の大叔父様、本名「三四蔵
ミヨゾウ」さんの茶名は「宗打
ソウダ」だそうである。
3×4=12で1ダース、ダース(dozen)は「打」と漢字表記すると、この時、初めて知った。
確か圓能斎の命名だったかと思うが、洒落ているでしょう。
20年位前に聞いた話なので、細かい記憶違いがあったら、ごめんなさい。
(つゞく 「
足袋2 既成」「
足袋3 弓道用」「
足袋4」)
参照 緑水庵HP 庵主の着物について「
こしらへ」
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