(つゞき 「
きものの収納1」)
昨日は日常着用の箪笥について書いたので、その続きである。
稽古場の納戸には、日常着用箪笥以外に、手前の
外出着、左奥の
季節外を入れる箪笥がある。
この桐箪笥二棹は、知人から譲られた、おそらく70年位前のもので、こうして使えることに喜びを感じるため、使い捨てできるものは買えないのである。
さて、日常着と異なり、こちらは全て畳紙に包んでいるが、ものによっては、きものの帯も一枚の畳紙に二枚包むなどしている。
そのため、積み重ね過ぎで下の着物が潰れている状態である。
その上、納戸が狭く、取り出しは難儀で、特に奥には物を置いていて、除けなければ引出が引き出せない。
さらに自宅には、年齢的に着られなくなったもの、これから着るもの(年配の方から戴いたもの)、礼服などを置いている。
片付け上手は捨て上手と云うが、この状況を脱するには枚数を減らすしかなく、捨てられない私は片付けられない。
しかし、箪笥同様、
次代へと譲ることができる着物に関しては、それでよしとしている。
きものを減らせない分、会社勤めの方には無理なことだが、私は洋服生活を捨てた。
参照 緑水庵HP 庵主の着物について「
こしらへ」
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