(つゞき 「
火打具1」)
火打石の利用法は、
火熾しと
切り火の2通りである。
今日は火熾しについてだが、以前に切り火のことを書いた時、謂われを書いていないことに気づいた。
まずは、その時の補足。
古来、火には呪術的な浄化力があると考え、
浄火による
破邪を目的として切り火を行う。
一般でも、出先で危険な目に遭わないよう、出掛けに切り火で送り出すのである。

さて、火を熾すには
①
火打石に
火口ホクチを載せる。
(火口:黒くモヤモヤしたもの)
②
火打ち金を打ち、火口に火花を着火させる。
③ジワジワ燃えだしたところに、
付け木を当てる。
(付け木:束になった板状のものを1枚を使う)
④そこに軽く息を吹きかけると、炎になって付け木が燃え出す。
⑤ローソクに火をうつし、灯す。
上記の方法が一般的だそうだが、やってみると慣れないためか結構難しい。
(なにかで、
火打ち箱に火口を置いておくという別の方法を読んだこともある。)
そして、火は薪にうつされ煮炊きに、また煙草の火種にもなる。
(つゞき 「
火打具3 火打金」、参照 「
煙草」「埋火」「煙管
キセル」」

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