本日、東京国立博物館表慶館に行った。
華麗なる伊万里、雅の京焼
展示は江戸時代の色絵陶磁の全体像を見られるようになっているが、ややテーマが散漫に感じる。
昨年、サントリー美術館で「初期
伊万里展」、根津美術館で「
仁清の茶碗と館蔵の名碗」「群青と青緑の世界―
染付と
青磁のうつわ」、今年は根津美術館で「華やかなうつわたち-
伊万里・柿右衛門・鍋島」などを見た。
これらの方が対象物を絞って探求しているため、見ごたえがあった。
また、この展覧会が損をしていると思うのは、表慶館を見た足で東洋館にも行ける事である。
北宋の白磁、南宋の青磁や元の青花などを見ては、日本の色絵も中国のそれとは違った意味で味わいがあるといえども、見劣りする。
ただし、初期伊万里は初めて見るもの(多くは個人蔵)があったので楽しめた。
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