中学時代の恩師が亡くなり、本日の通夜にお参りした。
学年主任で、やかましいが
あたたかい、飄逸な先生であった。
例えば、校門付近を掃除中、友人とふざけていると、教員室の窓からご覧になり、全校放送で名前を呼ばれ、「きちんと掃除しろー!」とやられた。
私は、慌てふためきながらも、心の中ではくすくすと楽しんでいた。
拳固でコツンもあった。
二十数年の月日が経つというに、いまだ頼りない私は、もう一度コツンで
叱咤してもらいたい、と懐かしく思う。
呵呵と笑われる(前歯が抜けていたような気がするが、記憶違いか)お顔が、目に浮かぶ。
先生のご冥福をお祈りする。
数日前に香道の指導中、たまたま
香奠(香典とも)の話をしていた。
香奠というと、現在では金銭をお供えする方が大半だが、言葉の意味をご存知だろうか。
死者の霊前に供える香を意味し、金銭はその香に代わるものである。

私は、故人が香人の場合は、香木をお供えとして御遺族にお渡しし、同じ香木の一片をその場でたくことにしている。
そうでない場合は、香奠または香料と表書きした金封をお渡しして、別に用意した香木一片をその場でたく。
そのように決めてから、幸せなことに前者はまだ、したことがない。

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