三井記念美術の開館記念特別展 I
美の伝統 三井家伝世の名宝 前期が本日で終了する。
緑水庵HP「
これまで 17年度」10月27日の「
十種香箱の
香羽箒」をご覧いただいた上で、本ブログをお読みいただきたい。
この香羽箒のことを茶の羽箒の研究者(本日開催、緑水庵 講座「炭手前考」第1回「羽箒について」講師)にお話ししておいたところ、先日ご覧になったということで、お話を伺った。
二枚羽の小さい方の羽が何の鳥であるかについては、私も感じていたように、
鴇にしては赤過ぎるのだが、部位によっては濃いところがあるやも知れず、明らかではない。
また、二枚羽の大きさが異なること、二枚の間に隙間があるのも疑問。
柄については、私は先入観で竹皮かと思ったが、竹皮ではなく木賊のようなものにも見えるとの事。
お話は以上だが、もし鴇であるならば、褪色していないことになり、新しい制作(後補)なのか、保存状態が極めて良好か。
二枚羽のうち小羽は
装飾と想定するが、二枚の間が空いていると香炉灰を作るに不都合だ。
柄は建(たて)に立ててあるため、少ししか見えず判別は難しい。
このような香羽箒の例を外にご存知の方があれば、教えていただきたい。
庵主所蔵の火道具
投壺形のものが建、奥左に羽箒
参照 講座「炭手前考」第1回「
羽箒について」(11月13日)
参照 緑水庵HP 「
講座」
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