緑水庵で
作法教室(全12回)を開催している。
基本的には、座敷での立ち居や金包の約束など、いわゆる
マナーを教えているのだが、
テーブルでの抹茶の点て方・飲み方もカリキュラムに組み入れている。
月1回の教室で、昨日今日がその日であった。
先月、テーブルでの抹茶の点て方を指導、今月の宿題として生徒さん自身に以下の3点を持参してもらった。
購入してはならない、というルールを課した。
①抹茶を入れる器 ②抹茶をすくう匙 ③抹茶を飲む器

先月、見本にした1例をご覧に入れる。
①ガラス瓶 ②屋久杉のマドラー
③カフェオレボール である。
他に、食事用の折敷、鉄瓶代わりのティーポット、茶巾代わりのガーゼのハンカチと、
茶道具以外のものを用意した。
ただし、
茶筅は他に代用が利かない。

受講者が用意したものは、③はどれも及第点であった。
しかし、①②は大きさも形もまちまちで使いにくいものもある。
それを実感してもらう事が今回の目的で、結果、自ずと
使い勝手の良いものが見えてくる。
経験のない人は、抹茶すなわち点前と思うようである。
薄茶を点てること自体は、とても
簡単であることを理解してもらえたと思う。
これでルールは解禁するので、雑貨屋などで気に入りのものを探して、リビングで薄茶を
楽しんで欲しい。
(つゞく 「
その2」)

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