今日の稽古風景。
まだまだ残暑厳しいが、処暑も迎えたので秋の道具に。
左上:
掛物 長谷川寛州老師筆「清秋竹露深」
花 木槿、藤袴
花入 砧籠
左下:
棗 萩に鈴虫蒔絵大棗 曽又真山造
右上:
錦玉羹「
女郎花」
裏千家好みの砧籠には、玄々斎好みと淡々斉好みがあり、どちらも擣衣杵の形なのだろうが、前者は槌形、後者は立鼓に似た形。
画像は好みものではないが、後者の形。
萩に鈴虫の棗は、金蒔絵の部分と闇蒔絵の部分があり、それも少しづつ夕暮れていくような表現で、ちょっと洒落ている。
鈴虫は青貝。
菓子は、何回か作っている「女郎花」。
個数を少なく作ったため薄型に。
右下:
十種香札と折据をのせた香盆
さて、今日は個人点前でなく、七事式のうち「貴人清次付花月」と「一二三」をした。
「一二三」は十種香札と折据をのせた香盆を用い、点前に小札で点数をつける。
なお、画像では秋の小札をご覧に入れるために絵を上向けにしているが、実際の「一二三」は「客」の小札を裏返して用いる。
香道から取り入れた十種香札や折据だが、香道とは違う使い方をするのが面白い。
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