
毎週入れ替える「tsukiji無玄流」の挿花、今週は松明花。
外来種モナルダのことで、昭和初年ころ日本へ導入、松明花と云う和名は牧野富太郎先生が花の色と形から命名されたそうだ。
炬火
キョカ・カガリビから篝火草
カガリビソウとも云う名も聞くが、正式名なのだろうか。
(シクラメンは篝火花
カガリビバナと云う)
名前の通り赤が本来で、桃・紫紅・紅・白は園芸種。
似たものに矢車薄荷があり、学名が異なるので別種なのだろうが、私には見分けが出来ない。
下級生が、茶事で鵜籠花入に松明花を入れようと用意していたが、荒天で中立できず花所望となった時、客が松明花を選んでくれなかったとのこと。
客は亭主の意を汲めるだけの知識が必要だ。
ちなみに、ハーブとしては健胃・駆風・鎮静等の効用があり、ハーブティーなどにする。
モナルダ(シソ科)は、ベルガモット(ミカン科)の香りに似るのでベルガモットとも云う。
(参考文献 「原色茶花大辞典」淡交社刊、参考サイト 「
跡見群芳譜」)
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