
毎週入れ替える「tsukiji無玄流」の挿花、今週は夏椿。
「沙羅の木
シャラノキ」とも云う。
仏教の聖樹である「沙羅双樹
サラソウジュ」が耐寒性がなく、日本では育たないため、夏椿を擬したと云われる。
「沙羅双樹」という言葉は、『平家物語』冒頭に出てくるので子供でも知っていますね。
祇園精舎の鐘の聲 諸行無常の響あり
娑羅雙樹の花の色 盛者必衰のことはりをあらはす
おごれる人も久しからず 只春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ
京都妙心寺塔頭の東林院は、「沙羅双樹の寺」と通称される。
樹齢300年の沙羅双樹が有名で、6月の「沙羅の花を愛でる会」が催されるが、私はもう20年以上も行っていない。
(f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 →