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2015年 06月 04日
蒲を壺に生け込んだ。
蒲について改めて調べてみると、知らないことが多く、古くは生活に密着した植物であると認識した。 その身近であった蒲の自生を見たことがないが、開花は6-8月、穂綿になるのは9-10月らしい。 以下、私が興味を持ったことを主に記す。 <古名> かま <別名> 御簾草ミスグサ、他 <利用> 食用~蒲菜(蒲筍とも云う、根に近い茎)、草芽(地下茎の先端)、蒲黄ホコウ・カマノハナ(雄花の葯の花粉) 敷物・履物・包装材・扇など~茎や葉 薬用(止血剤・利尿剤)~蒲黄 灯火具(水蠟燭)~乾燥させた蒲鉾に油を染込ませる 蚊取り線香~乾燥させた蒲鉾 詰め物~蒲絨(穂綿、綿毛になった穂) → 「蒲団」 火口~穂綿に硝石を混ぜる (穂の上部は雄花。穂の下部は雌花で蒲鉾というが、穂と云われるとこのフランクフルト状を想像するのが一般的と思う) <因幡の白兎> 『因幡の白兎』のお話に蒲の穂の花粉は薬として登場する。 童話でも有名なので、兎が毛をむしられ赤裸になるは省き、 ここに、大穴牟遅の神(緑水庵註:大国主神のこと)、其の菟に教へ告りたまいしく、「今急 スミヤカにこの水門ミナトに往き、以水をもちて汝の身を洗ひて、すなわち、其の水門の 蒲黄カマノハナを取りて、敷き散して、その上に輾転マイコロべば、汝の身、本の膚のご と、必らず差イえむ」とのりたまひき。 故、教え如く為セしに、其の身、本の如く也き。 これ稲羽の素菟シロウサギ)なり。今に菟神という。 この故事から童話『大黒様』が出来ている(作詞:石原和三郎、作曲:田村虎蔵) 大きなふくろを かたにかけ 大黒さまが 来かかると ここにいなばの 白うさぎ 皮をむかれて あかはだか 大黒さまは あわれがり 「きれいな水に 身を洗い がまのほわたに くるまれ」と よくよくおしえて やりました 大黒さまの いうとおり きれいな水に 身を洗い がまのほわたに くるまれば うさぎはもとの 白うさぎ 大黒さまは たれだろう おおくにぬしの みこととて 国をひらきて 世の人を たすけなされた 神さまよ <蒲に関係のある言葉> 蒲簀カマス(叺):藁むしろを二つ折りにした穀物・塩・石灰・肥料・魚の塩干物を入れる袋。 元は蒲の茎や葉で編んだもの。 (→ 魳(魚のカマス、魞とも書く) 蒲鉾カマボコ:現在は板付き蒲鉾が主流だが、出雲の「野焼」などに残るか。 今多く海鰻ハモの魚肉を刮コソゲ取りて竹管に煉粘ネリツけ、蒲鉾の形に作り炙れば、 則ち焦黄色に為り彷彿サモニたり。故に亦之を蒲鉾と名づく(『和漢三才図会』) 蒲焼カバヤキ:現在は開いて串打ちにするが、元々は丸のまま串に刺して焼いたと云われる。 (参照 「跡見群芳譜」、他) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 →
by ryokusuian
| 2015-06-04 12:41
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