麩の焼はクレープ状の生地で味噌を巻いたものだが、この生地に似たものを中国と韓国で探してみた。
中国~薄餅
バオビン
蓮葉餅
ホーイエビン(元来はお供えの蓮の葉形の餅、現在は北京ダックを包む)
春餅
チュンビン(元来は立春の料理「春盤」の餅、野菜や肉などの具を包む)
韓国~ミルジョンビョン
小麦煎餅(クジョルパン
九節板・九折板の中央にミルジョンビョン、まわり
に8種の具を盛る)
(メミルジョンビョン
蕎麦煎餅は小麦粉でなく蕎麦粉で作る)
琉球~ポーポー
炮炮(アンダンスー
油味噌を巻く)
チンビン
煎餅?春餅?(生地に黒糖を加える、何も巻かない)
フランス~クレープ
(ガレットは小麦粉でなく蕎麦粉で作る、ガレットの方がクレープより歴史が古い)
ただし、出来上がりが同じようでも、麩の焼・ポーポー・ミルジョンビョン・クレープは小麦粉を水でとろりと溶いて薄く焼くが、薄餅は小麦粉を水で練って麺棒で薄く延ばし焼く。
また、麩の焼・ポーポーは生地に具を巻いた状態で供するが、薄餅・ミルジョンビョンは具と共に盛り合わせる。
(メミルジョンビョンはミルジョンビョンと異なり、巻いた状態で供するようだ)
世界各国のクレープ状の生地、さらに小麦粉以外の穀物で作ったクレープ状のものを調べたら面白そうだが、今日はここまで。
(参照 「
麩の焼1」「
同2」 「
同'15」)
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