
萩の実が分からないと書いた(
参照 「
牡丹餅・萩餅 '14/9」)が、藤の実みたいだろうか。
藤の実なら知っている。
「藤の実香合」は藤の種子の形をした漆器(木地)または陶磁器であるが、藤の実を見たことがなかったので確認している。
なお、使わない流儀もあろうが、裏千家では藤灰と

いう白い灰を用いる。
現在販売されている真っ白な藤灰は胡粉または石灰らしいが、本来は藤を燃やした灰と聞く。
蔓を燃やした灰、または莢、または種子を燃やすなど諸説あるので、以前蔓の外皮を剥いて燃やしたことがある。
くぬぎ炭の灰よりは白く出来たが真っ白ではない。
かつては富士灰と書くこともあったし、香道では富士山と関連付けて説明する古文献がある。
疑問の多い灰である。
上:藤の莢に入った種子
(15年ほど前のもの、乾燥して小さい)
下:黒柿藤の実香合
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