先日、お茶の稽古のため「したゝり」もどきを作った。
今回から茅野で買って来た糸寒天に変えたら(
参照 「
銀二貫」)、以前使っていたものより腰が強く、ずいぶんと硬くなってしまった。
材料:グラニュー糖・和三盆・黒砂糖・水飴・糸寒天
亀廣永製「したゝり」は祇園祭の菊水鉾に因む菓子(菊の露のしたたりの意)で、菊水鉾茶会でも供される。
私が京都に住んでいた頃、菊水鉾茶会は菊水鉾町(室町通四条上ル)内にあった旧金剛能楽堂で催され、とても風情があった。
(金剛能楽堂は、2003年に御所の西向かいに移転)
菊水鉾は町内の「菊水の井」に由来し、古え武野紹鴎(大黒庵)邸に、近年は旧金剛能楽堂にあった。
もちろん「菊水の井」は、中国の「菊水の故事」(
参照 「
菊1」)に拠り、能『枕慈童』(流儀により『菊慈童』)とも繋がり、能楽堂にあるのはぴったりだった。
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