
今日は新暦七夕、催涙雨。
茶の湯の稽古の折、21歳のSちゃんが織姫・彦星(織女・牽牛)は機織り・農耕を司ると知らなかったと云う(Sちゃん、話のタネにしてごめんなさい)。
なので、今日の待合に糸巻を飾っていた意味も分からなかったようだ。
今年半百の私が子供のころには、意識せずに知ることができたことが通らなくなっている。
そんなことを稽古が終ってから考えていたら、苧環
オダマキ(苧麻
チョマ・カラムシもしくは真苧
マオの糸を玉状
に巻いたもの)も説明してあげれば良かったと思った。
さて、ここからは苧環からの私の連想、言葉遊び。
→ 『妹背山婦女庭訓』道行恋苧環 → 能『三輪』
( 『妹背山』のお三輪、それ以上に『三輪』で語られる夫婦の妻に同情?同調?する)
→ 和菓子作りの道具「小田巻」(この字を当てるのが慣習のよう) → モンブラン
(自由が丘「モンブラン」が「小田巻」を用い、初めてケーキのモンブランを作ったと聞く)
→ 小田巻蒸し(うどんの入った茶碗蒸しもこの字を当てるのが慣習)
→ キンポウゲ科の花の苧環
→
麻花マーファー
→ 麻笥
オケ → 苧桶
オゴケ・オオケ → 鬼桶
オニオケの水指
(ついでに『万葉集』の大好きな歌も紹介する
娘子
ヲトメらが 麻笥
ヲケに垂れたる 績麻
ウミヲなす 長門の浦に 朝なぎに 満ち来る
潮の 夕なぎに 寄せ来る波の その潮の いやますますに その波の いやしくしく
に 吾妹子
ワギモコに 恋ひつつ来れば 阿胡
アゴの海の 荒礒
アリソの上に 浜菜摘
む 海人娘子
アマヲトメらが うながせる 領布
ヒレも照るがに 手に巻ける 玉もゆらら
に 白栲
シロタエの 袖振る見えつ 相思ふらしも)
参照 「
七夕1」 「
七夕2」
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