
(つゞく 「
塩焼3 能『松風』」)
塩焼きに関わる裏千家好みの茶道具数点。
4代
仙叟好み「塩屋釜」 初代寒雉作
形:ごくごく低い繰口、口から肩にかけてほぼ水
平で肩の上に釻付が付く
鐶付:塩屋を模
カタドり、軒に空けられた穴から
釜中の湯気が吹き出すのは塩釜を焼く
煙に見立てられる
圓能斎好み「汐汲棗」写し
地紋:青海波と貝
8代
一燈好み「塩籠炭斗」
日常に塩を入れておく籠を見立てた
内外ともに紙を貼り、外は渋、中は金箔
小振りな風炉用
12代
又玅斎好「舟香合 銘蜑少女アマオトメ」
能『松風』より意匠 → 「塩焼3 能『松風』」
詞章「月に心は須磨の浦夜潮を運ぶあま少女」
蓋:須磨の行平の松の小枝で作られ、上部は皮付き
身:蓋と同材で溜塗黒
舳
ヘサキ(船首)・舷
ゲン(側面)・艫
トモ(船尾)は溜塗、舳から舷にかけて千鳥の金蒔絵、艫に
は朱漆で直書き「蜑少女」
cf.11代
玄々斎好み「蜑小舟アマオブネ香合」 8代宗哲作
羽衣伝説および
能『羽衣』より意匠
詞章「三保の浦曲
ウラワを漕ぐ舟の」「我も数ある天少女
(蜑少女と同音)」
「月清見潟富士乃雪」など
五器(羽衣棗・昇龍茶杓・苫屋船香炉・雪輪形香炉)の内。
蓋:黒塗りに、朱漆で玄々斎直書き「雪能花月裳清見屋田子之浦」
身:富士山中の松で作られ、上部は皮付、舳・艫・舷は溜塗、舷に千鳥の金
蒔絵
cf.
玄々斎好み「羽衣小舟香合」 8代宗哲作
能『羽衣』より意匠
蓋:黒塗りで、朱漆で玄々斎直書き「羽衣」
身:富士山中の松で作られ、上部は皮付、舳・艫・舷は溜塗、舷に千鳥の銀
蒔絵
14代
円能斎好み「汐汲棗」
能『松風』より意匠 → 「塩焼3 能『松風』」
形・塗:棗と云う名称だが寸切の潤朱
ウルミ塗
蓋:表は潤朱
ウルミシュ塗に「枩風」、裏は黒塗に千鳥の金蒔絵
身:外は潤朱塗に波の金蒔絵、中は黒塗
14代
圓能斎好み「塩籠炭斗」
一燈好み塩籠炭斗の再好み、同じ形で大振り
(つゞく 「
塩焼5」)
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