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2013年 11月 05日
![]() 瓢フクベとは夕顔の実で、ちなみに7-8月これを削って干瓢を作る。 取り上げた文献では、ほとんど千家系なので偏っているかも知れないが、内容にそう大差ない。 炭斗は口切に新しい瓢を使い始め、炉の間中は瓢、瓢は毎年出来るものだから古いのは良くない、春になると籠を用いる。 『山上宗二記』天正14年(1586)成立 一炭 紹鴎かこ(緑水庵註:籠)宗久にあり むかしハかこの手又ハ食籠炭とりはやる 当世ハ瓢箪まてに候 (『山上宗二記』五島美術館) 『元伯宗旦文書』慶安3年(1650)頃の宗旦の消息に、露地にたくさんの柚子すなわち口切の時期(参照 「開炉1」)に、大きな手瓢の炭斗を用いているとある。 これは現在表千家で老人用とされる宗旦好み「手付瓢炭斗」である。 路次柚百余なり候、(中略) 紹鴎のふくろ棚にて、紹鴎なつめにて、しゆ光茶杓に て、うりのかまつり、てふくへの大なるにて慰候、 (『不審庵伝来 元伯宗旦文書』千宗左編、茶と美舎) 『茶譜 第14巻』(1670頃成立)には、宗旦は傷んだ利休作瓢炭斗を繕って使っているが老人だから許される。 一炭斗のこと、口切には新き瓢簞を用ゆ、至春は菜籠或は籠の組初の炭斗を用て 吉、 右口切に新瓢箪を用こと、口切は諸事新改るを本意にして用之、然は瓢箪は 毎年新を用て吉、古は不可用、并至春は籠の類に替て吉と云も、又改た心 也、瓢箪は冬の古きを用るやうにて迍し、尤冬組物の類を不用と云には無 之、 一千宗旦は利休作の瓢簞、古成て口の所損たを所々漆にて繕て之を用しこと も有、之は宗旦老後ゆへ古作を用ゆる心入一段殊勝也、古き所に目を付へか らず、心底を感て可見之、然とも之モ若年なと似せて用るは不似合、 (『茶譜』茶道古典叢書5、思文閣、ただし緑水庵が片仮名を平仮名にした) 『茶道要録』元禄3年(1690)成立、山田宗徧著には、老人用「手付瓢」の切り方が詳しく、茎に釻を掛けると云うのが面白い。 炭斗之事、夏は菜籠か組物を用、色々形あり、冬は瓢を用ゆ、大瓢は取手を付て伐 べし、必ず茎を少残して鐶を置べし、瓢の切口鋸目の儘用ゆべし、手瓢は必ず老人 の用具とす、各釜の形に因て取合肝要也、総じて炉は瓢を用、風炉は籠なり(後略) (『古事類苑』遊戯部11、ただし緑水庵が片仮名を平仮名にした) 『千家茶事不白斎聞書』は、組物は炉風炉共用なので古い瓢よりは組物が良い、古い瓢でも宗匠在判ならば良く、これには内側を黒塗にするのが良い。 炭取之事 炉はふくべを用、風爐は組物を用、併春に成り而は爐も組物を用候、瓢を 用ても能候、是も口切を出し不申、春に成り茶を出したる時杯、ふくべの新しきを遣 ふ事よし、常體春は組物能候、組物は何成共用、ふくべは年々出来候物故、新しき を用、古きは悪シ、爐の時、古きを用候よりは組物を遣ひたるがまし也、併古き迚も 宗匠の判杯有ルハ能候、是は内黒塗にいたし候がよし(後略) (『古事類苑』遊戯部11) 『茶道筌蹄』文化13年(1816)成立、稲垣休叟著 瓢 利休形 手付は元伯(緑水庵註:元伯宗旦) (『古事類苑』遊戯部11) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]()
by ryokusuian
| 2013-11-05 07:09
| お茶全般(茶道)
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