
重陽の節句(9月9日)が近いので、雛人形と被綿
キセワタを飾りました。
かつては、上巳の節供(3月3日)だけではなく重陽にも雛を飾りましたが、これを「後
ノチの雛」または「秋の雛」と云います(
参照 「
菊1 重陽の節句」)。
ところで、女雛の大垂髪
オスベラカシには「釵子
サイシ(平額、簪、額櫛)」を挿す、瓔珞の垂れた「天冠
テンカン」を被る、の2タイプあります。
「釵子」は公家装束に見られますが、「天冠」は巫女が舞う時や能楽装束でしか見たことがなく疑問に感じています。
地域や時代での差異があるのか、ちょっと調べてみたいと思っています。
ちなみに我が家は天冠タイプです(
参照 「
お内裏さまとお雛さま」)。

さて、「被綿」(
参照 「
菊2 被綿1」「
菊4 被綿2」)も重陽のさまざまな風習のひとつですが、「菊の節供」とも云われるだけに菊の咲かない新暦では実感が乏しいですね。
ちなみに、今年の旧暦9月9日は新暦10月13日です(昨日が八朔ですものね)。
今月の干菓子 「
菊の花・葉」
今週の生菓子 「
無花果」
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