
これも、「みすゞ細工」(
参照 「籠2」)と同時期に購入した兵庫県の豊岡杞柳
キリュウ細工で、柳行李の一種「飯行李」(21cm×11cm×6cmほど)。
豊岡杞柳細工ミュージアムに詳しいが、こりやなぎ(行李柳
コウリヤナギが詰まった)と麻糸で編まれ、通気性がよく蒸れないので、かつては御飯をそのまま入れたようだ。
今でも、おむすびを入れ、お弁当箱としての利用が
多いが私は家で食器として使っている。
当時の価格を覚えていないが、四半世紀以上経った今、ネット検索すると定価21000円(!)と、ちょっとびっくり。
庶民の生活用品だったはずなのに職人や材料がないからだろうか、仕方がないが残念なことである。
さて、身の回りを見廻すと籠製品はたくさんあるが、一口に籠と云っても日本、日本以外のアジア、欧州など色々ある。
素材にしても多種の竹、山葡萄・胡桃・あけび・藤の蔓、柳、ストロー(麦藁)、ラフィア(マダカスカルのラフィア椰子の葉、ヘレンカミンスキーの帽子で有名)、アタ(インドネシアのシダ科)など、ちょっと思い浮かべるだけでも沢山ある。
お気に入りの生活用品の籠(すなわち一番数多く所持する籠である茶道具の籠花入は除く)を、まずは日本製からいくつか紹介したい。
参照 籠1「
山葡萄の手提げ籠」
籠2「
みすゞ細工の小物入れ」
籠4「
みすゞ細工の行李」
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