
今日の茶の湯稽古のため、「氷室
ヒムロ」を作った。
旧暦6月朔日の「氷室の節句」(
参照 「
氷餅」)を趣向した菓子である。
裏千家8世一燈好み「氷室」は、山を象った葛饅頭の頂に、氷を模した赤い三角の羊羹が入れてあるが、これはオリジナル。
『豆腐百珍』の「玲瓏
コオリ豆腐」を再現したものをヒントに、三角の錦玉羹
(参照 「浜土産」)の中に水色に染
めた三角の羊羹を入れた。
材料:白双糖・砂糖・手亡・糸寒天・
天然色素⑨青
さて、昨日のTVニュースで富山の「朔日饅頭」に並ぶ人々を紹介していた。
金沢では月遅れとし7月1日の「氷室饅頭」だが、隣の富山県の氷の祝いは新暦6月1日のようだ。
参考 『豆腐百珍』 醒狂道人著、天明2年(1782)刊
五十八 玲瓏
コホリ豆腐 干凝菜
カンテンを煑ぬき其湯にて豆腐を烹
タキしめさましつかふ
調味このみ随
シダひ
(つゞく 「その2」)
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