
妹に頼まれて、こなしで漉し餡をくるんだ「行く春」を作った。
こなしは白と蓬を混ぜた緑を重ね、「千筋」で柳の枝を、蓬の濃い色で柳の葉を表現し、そこに桜の花びらを配した。
妹が、今後も月に何日かはお世話になるものの、これまでのように毎日はお会いしなくなる方々に、

感謝の意をこめ呈茶したいとのこと。
いくつかデザインし、綰柳
ワンリュウと惜春の想いを込めた菓子にした。
綰柳とは、旅立つ時に再会を期し、柳を綰
ワガ(タガ)ねて(細いものを曲げて輪にする)結び、無事に還ってくることを祈った中国の古い風習である。

今回初めて使った「千筋
センスジ」は、竪に使って柳・糸巻・水の流れ・雨足・
葉脈(笹・菖蒲)、横に使って御簾など、色々な意匠に使える道具。
今後、表現が広げられると思うと、楽しみ。
原材料:砂糖・手亡・小豆・小麦粉・蓬・
合成色素赤①
今年の桜に因む菓子は今日で終り、全部で5種作った。
①
道明寺製 桜餅 ②
桜薯蕷 ③
道明寺製「
嵯峨の春」 ④
きんとん「
花くれない」 ⑤「行く春」
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