
彼岸の中日なので、ぼた餅を作った。
もち米は半搗き、北海道の
森田農場さんの小豆で粒餡と漉し餡を作った。
原材料:もち米・小豆・砂糖・塩
「牡丹餅(ぼた餅)」と「萩餅(おはぎ)」の違いにつき、話題になることがある。
家では1年中「おはぎ」と呼んでいた(横浜育ち)が、高校生ころにどなたかに春の彼岸は「ぼた餅」、秋の彼岸は「おはぎ」と聞いたと記憶する。
しかし、今回ネット検索すると、漉餡か粒餡か、大きいか小さいか、中が餅か半搗きか、中がもち米かうるち米か、など時代や土地によって諸説あるようだ(私は中が餅なのは「あんころ餅」と認識していた)。
さて、「ぼた餅」の語源は牡丹の花に見立てるのが定説で、春の彼岸頃に咲く、または亥の子餅が牡丹餅になった(
参照 「
玄猪6 民間」)、がある。
しかし、「
仙太郎HP」には、売り物にならない欠けた米 「ぼた米」で作った餅を「ぼた餅」と呼んだ、とあった。
また俗称として、臼杵で搗かない半搗き(半殺しとも云う。落語「半殺し本殺し」がある)にすることから、餅搗きの音がしないので「隣知らず」がある。
この度ネット検索で知ったのは「搗き知らず」、転じて夏は着き知らずの「夜船」、冬は月知らずの「北窓」。
女房詞では「やわやわ」と云う(
参照 「
栗の粉餅」)。
ところで、知人Sさまは、もち米とうるち米を混ぜて炊き、米はまったく潰さないとのことで、前者は聞くが後者は初めて聞いた。
さっぱり仕上がるそうで、色々な作り方があるのだなぁと思う。
(
参照 「
牡丹餅・萩餅 '13.9」「
同 '14.3」「
同 '14.9」)
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