(つゞき 「
大和・京への旅3」)
旅行初日(6日)夜は、東大寺二月堂のお松明に行った。
多分10回近く行っているが、何度見ても焔は荘厳で美しく、なによりお松明の後にお堂の局でお声明などを拝聴すると、なんとも厳粛な気持ちになる。
良い春を迎えられそうだ。
旅行2日目は、奈良町にある
元興寺で「須田剋太
と元興寺を愛した芸術家たち」が開催されていると知り、行った。
元興寺は、確か大学生の時30年位前に行っていると思うが記憶がなく … もしかして初めてなのだろうか … いや、そんなことはないはず。
どちらにせよ、こんな素敵なお寺に30年も行かなかったことが残念でならない。
ここ数年、夜中に二月堂から歩いて帰れるビジネスホテルに泊まっていて、そこから元興寺までは徒歩2‐3分である。
世界文化遺産に登録され、禅室・本堂・収蔵宝物が見応えがあるのは勿論、人々のお寺への愛情が感じらることに心が温かくなった。
本堂では、ご住職に依るものだろうか、智光曼荼羅や他につき詳しく説明書きがしてあり、私には理解できない部分もあったが、色々なことを伝えたいと云う想いに感じ入った。
収蔵庫では、屋根の勾配に古式の特徴が見られると云う五重小塔は類品がないし、心惹かれる仏像も多く(殊に聖徳太子立像・聖観音菩薩立像)、2階の板絵着色仏像や納骨器など中世庶民信仰資料も興味深かった。
さらに、ボランティアガイドの方々だと思うが、質問に丁寧にお答えくださる姿勢に、お寺への愛情を感じた。
画像は、禅室と本堂に一部飛鳥時代の古瓦(様々な色の瓦が混ざる部分)を残す屋根で、行基葺きとも百済
ペクチェ葺きとも説明があった
(ペクチェ … 韓流ドラマで聞き覚えのある単語だわ)。
手前は浮図田
フトデン、地蔵会には万燈供養をされ
るらしく、いつか行ってみたい。
(つゞく 「
大和・京への旅5」)
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