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2012年 11月 16日
「玄猪3 宮中」の文献原文を載せておく。
ただし、緑水庵が、読み易いよう仮名を漢字に直し、また『後水尾院當時年中行事』は行変えもしたので、間違えを訂正いただけると幸いである。 『年中行事秘抄』 十月(永仁年間以前の成立) 上亥日、内藏進レ餅事、中下亥、又同、殿上并女房、 亥子餅事 或記云、盛二朱漆(緑水庵註:ハネズ)盤立紙四枚一、居二御臺一本上一、女房取レ之供二朝餉(緑水庵註:アサガレイ、天皇の日常の食事)一、次召二藏人所鐵臼一、入二其上一分擣、令レ爲二猪子形一、以レ錦裹(緑水庵註:ツツむ)レ之、挿二於夜御殿(緑水庵註:ヨルノオトド)帳疊四角一、但臺盤所殿上料(緑水庵註:清涼殿の臺盤所・蔵人所のため)、内藏寮進、 (略)大外記師尚(緑水庵註:ダイゲキモロヒサ、1131-1197 )勘申(緑水庵註:カンジン)云、(略)右亥日餅、本縁如レ此、奉供事、藏人方沙汰候歟、外記不レ知也、但内藏寮進二殿上男女房料餅一、各一折櫃以二柳臼杵等一於二朝餉方一令レ舂御云々、仍言上如レ件、 御膳宿(緑水庵註:オモノヤドリ、紫宸殿にある御膳を調備する場所)申云、内膳司(緑水庵註:供御を調理する宮司)供之、即於二御膳宿一盛二朱漆盤四坏一、立紙居二御盤一、自二大盤所(緑水庵註:臺盤所に同じ)一傳供(緑水庵註:デンク)レ之、或加二晝御膳一供レ之、承安四年 『後水尾院當時年中行事』 亥の子、亥に當る日なり、朝アシタ御厳重を供ず、御息をかけらる、夫を人々の申出すに従ひて給はる也、 御所々々親王方、門跡方、比丘尼衆、大臣等、其外番衆、八幡別當、醫師等にいたるまで、小高檀紙に包、小角に据ゑ、水引にて結ユひて取り出、 内々の男衆、院の女中、御所々々の上臈、同乳母などの申出すは、椙原に包て出さる、杉原包みたるは、小角にも据わらす也、 畢竟或は賞翫の人(緑水庵註:至極の人・尊重すべき人)、或は外様トザマ人には、高檀紙に包たるを給はるなり、 包みの中に入イる物は、初度は菊としのぶと、中度は紅葉としのぶと、三度めは鴨脚としのぶとなり、鴨脚の葉に、申出す人の名を書て、包み紙に差し挟むなり、 御厳重の色は、公卿たる迄は黒白品々、殿上人は赤、五位殿上人已下は白、兒は赤、地下は白、花ぞく(緑水庵註:清華の一族)の人は三度一度も、二度に一度も赤は黒、白キは赤を給はる也、家を賞翫の故なり、女中は上臈の限りは黒、中臈は赤、下臈は白、(略) 又后はおはしまさぬ時も、后の御料とて平の御盤に、土器三ツ据ゑて、御厳重三色を供へて、御障子の内に置く、内侍ナイシ単衣ぎぬ着て持て參る、菊の綿の類ひなり、 丹波國野勢といふ所より、筥に入て獻る物あり、則能勢と名付て、夕方の御祝に供ず、 衞士(緑水庵註:エイシ、宮中警護などにあたった兵士)歌賃(緑水庵註:餅の事)を進上す、高倉伝奏也、 夕方御祝ひ常の御所にて參る、御座等例のごとし、 先つくゝゝ 臺に据う、臺の体(テイ)兩方に足あり、花足の類也、當時世俗に流布に足打とか云う物なり、 を持て參る、配膳御前に据う、少し亥の方に向かはせ給ひて搗かせ給、 配膳御直衣の袖を覆ふ、もとより御直衣は畳みながら御座に置く、搗き終らせ給ひて、御箸を取らせ給ひて、供御を少し參る、 親王女御などあれば御相伴なり、次第に持て參る、親王は半尻著用なれば、配膳の人、袖を覆ふに及ばず、女の御配膳の人、唐衣の袖を覆ふ、 女中と上臈中臈は、次第に御前にて搗く、下臈唐衣上臈は上臈の唐衣、中臈は中臈のなり、の袖を覆う、 次第に搗き終りて番所へ御しもの唐衣を置て出さる、男の料(緑水庵中:リョウまたはシロ)とかや、唐衣は如何したることにか(緑水庵註:笑)、 次に御厳重を供ず、南に向かはせ給ふ、 配膳手長の人(緑水庵註:取次の人)、例の衣キヌを抱イダき持て著座、かけ帯ばかりをかく、下臈は単衣きぬを著す、 つくゝゝと同體臺(緑水庵註:同じ体の台)比臺亥のこの外、目に触れざるもの也、二ツに据ゑて供ず、白き土器五ツに御厳重を入て、臺一つに据う、都合十也、御箸は取らるヽにも及ばず、配膳手長手つせずして退く、又西向に居直らせ給ふ、 上臈、中臈、下臈襠(緑水庵註:マチ、襠袴)ばかりにて、 まづ御盃、次に二獻御真魚マナを供ず、御杯常の如くとほりて、又御杯參りて、三獻 のせ(緑水庵註:能勢餅)を供ず、三獻目は天酌にて御とほし、 例の如く人々天酌の次いで、初獻に供たる御左の方にある、御厳重を取らせ給ひて、敷居の上に置かせ給ひて、御指にて弾かせ給ふを給はるなり、御厳重の事前に見えたり、(略) 又親王、女御、第一の公卿などは、弾かるヽ迄はなく、敷居の上に置かるヽを、差し寄りて(緑水庵註:近寄って)給はるなり、(略) (f Likeはフェイスブックに登録の方のみ反映) 両方のclick! ありがとう。 → ![]()
by ryokusuian
| 2012-11-16 06:36
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