
昨日の茶の湯稽古のため、ういろうで「こぼれ萩」を作った。
一般的な菓子で、同じ形状(萩の葉に花がこぼれる風情)のこなしもある。
萩の花は通常新引粉
(真挽粉)シンビキコを染めるが、朝作る段になって切らしているのに気づき、家にある粒状のものということで、粟を使った。
原材料:砂糖・小豆・薯蕷粉・餅粉・葛粉・粟・
合成色素緑②・合成色素赤①
花が了わる言葉に、日本人の繊細な観察眼・表現力を感じる。
梅 こぼれる(こぼれ梅 … これに似るとして味醂のしぼり粕をこぼれ梅と云う。
ちなみに酒粕の風流名は板御神酒
イタオミキ)
沈丁花 こぼれる
桜 はらはら散る(男性的)・舞う
山吹 ほろほろ散る(女性的)
牡丹 くずれる
紫陽花 朽ちる・果てる・朽ち果てる
朝顔 しぼむ
萩 こぼれる(こぼれ萩)
菊 舞う
椿 落ちる(落ち椿) 、など
(参照 ういろう製「
こぼれ萩 '13」、こなし製「
同 '14」、道明寺製「
同 '15」)
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