暑くて寝苦しい夜の三種の神器。
・冷水を入れた湯たんぽ
・うちわ
・薄荷油
湯たんぽ
首筋に当てると冷たいが、軍人でも野外でもなし(参照「
湯たんぽ」)、硬過ぎて枕には無理。
硬いということ以外に気が付いたのは、時間が経つとぬくまってしまうこと。
当然と云えば当然のようだが。
茶道具に、「抱桶
ダキオケ」という水指がある。
南方で水を入れ、抱えて涼をとったと云われる容器を見立てたもので、材質は金物(毛織
モールなど)と土物(南蛮焼〆など)だが、きっと焼〆はいつまでも水が冷たいのだと思う。
古くからインド・エジプトなどで、水を素焼きの壺に入れて冷やす原理(日陰に置いた壺の中から水がしみ出て蒸発、その気化熱が壺中の水を冷却)と同じだ。
だから、施釉陶器の湯たんぽは、正直云えば夏は神器に数えるほどではなく(冬は断然神器)、夏用湯たんぽ(可笑しい名称)として素焼きを販売したらどうかしらん。
扱いは面倒そうだが。
薄荷油
三種のうち最強。
肩ツボ辺りにすり込むとスーっと清涼で、うちわで扇ぐとさらにスースー。
私は右肩と左肩に原液を2プッシュっずつ吹きかけていて、肌の弱い私が原液でも大丈夫だが、薄めることを勧める情報が多いので要注意。
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