先日の茶事教室の干菓子は、太市製(目黒区)を使った。
赤い千代結びになっているのは、雲平(生砂糖とも)の「茜襷」。
『茶摘み』(文部省唱歌)
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅の笠
ネット検索すると、茜襷は止血効果のある茜草(薬草)で染めているので、茶摘みをして傷ついた指先に茜草の成分をすりこむという先人の知恵だそうだ。
真実そのような意から茜で染めているかは知らないし、赤い色に神事的な意味合いも感じられ、いずれ調べるように気にかけておこう。
「茜襷に菅の笠」と云うと、早乙女も同様である。
参考までに、今年の八十八夜は5月1日。
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