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2012年 03月 04日
2月28日から3月3日、滋賀2泊・京都2泊の旅行をした。
京都での裏千家学園創立50周年記念茶会・懇親会が目的で、その前に滋賀観光をした。 初日は、まず向源寺飛地境内の渡岸ドウガン寺十一面観音菩薩をお参りした。 この観音像を知ったのは、大学生の時に買った写真集『滋賀・向源寺 十一面観音』で、その後、井上靖 『星と祭』『美しきものとの出会い』や白洲正子『かくれ里』『十一面観音巡礼』等を読んだ。 しかし、実際には訪れることなく20年後の2006年11月に東博「仏像」でまみえ、やはり現地をお参りすべきであったと反省してから、更に5-6年経ってしまった。 米原からJR北陸本線高月駅で下車すると、あれっ、かくれ里はいずこに? 設備の整った駅舎、道路や公共施設、観光案内など、見渡す限り真新しく近代的である。 今は観光客らしきはほとんどいないが、もしかしたら仏像ブームや白洲正子ブームで季節が良いと人であふれ、町は潤っているのかも知れない。 5-6分歩いて渡岸寺に到着すると、御堂ではなく収蔵庫におられることにがっかり、そうだった、そのことは『十一面観音巡礼』にも書かれていた。 1974年に観音堂から収蔵庫へ、さらに2006年9月には新収蔵庫(左)に御遷仏したそうだ。 駅からの想像を裏切る環境に戸惑いつつ収蔵庫へ入ると、団体客十数名がいたが、やり過ごした後は一人になれた。 観音さんは信仰対象というより、美術鑑賞にふさわしい環境に安置され、360度から拝見できる。 私ひとりのために管理の方が寒い収蔵庫で付き合って下さるので、遠慮から十数分で失礼したが、もう少しゆっくりしたかったというのが本心。 東博の時はお体の造形美に目を奪われたが、今回はお顔に魅せられた。 本面の蛾眉から細い鼻筋は鋭利な刃物で切り取ったように端麗で、頬から口元へは優美、彫の深い顔立ちという表現があるが、鼻は高いが頬骨は低く、彫の深さと浅さが共存。 鋭い剛さと柔らかさ、厳しさと優しさ、強靭と繊細、意志の強さと包容力など、一見相反するものが渾然一体と融合する。 また、一般的な十一面観音の頭上面とは異なる配置が興味深く、その一面一面が魅力的だが、長くなるので省略する。 付け加えると、同じ収蔵庫内の大日如来坐像もなかなか良く、普賢菩薩の白象と文殊菩薩の獅子の残闕に心魅かれた。 観音の里歴史民俗資料館は定休日。 渡岸寺で知った高月市立図書館前の舟越保武作「茉莉花」が見られたのは得した気持ち、佐藤忠良も舟越保武もどちらも好き。 帰宅後、図書館内に「井上靖記念館」「郷土資料室」があると知ったが、これもご縁、また行くこともあろう。 (つゞく 「その2」) ←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。
by ryokusuian
| 2012-03-04 18:20
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