昨日の茶の湯稽古のため、村雨餡の棹物「小夜時雨」を作った。
先週、「
初雪」を作ってしまい、順番が逆になった。
餡と粉類を混ぜたそぼろが水っぽく、形作り蒸すとそぼろが潰れてしまった。
次回は、もう少し餡を火取るか、又はそぼろにしてから乾かして(このようにする本もある)みよう。
さて、「村雨」「時雨」は、本来そぼろ生地のことをいうが、材料や製法が異なってもそぼろ生地の菓子をこう呼ぶ。
秀吉の朝鮮出兵の折、陶工が伝えた「高麗餅」
(転じて「これもつ」「これもち」とも)が変化したと云う。
参考文献 「
プロのためのわかりやすい 和菓子」仲實著(柴田書店)
「事典 和菓子の世界」中山圭子著(岩波書店)
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