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2011年 07月 19日
右は祗園会の山鉾巡行の日に作った粽(参照 「粽1」)。
中国起源の粽は、奈良時代に日本へ伝わったと云う。 元来は5月5日の節供であるが、転じて邪気を払い、また瘧 オコリ・ワラワヤミ云々の由来から、疫病退散の祭である祗園会でも用いられる。 かつては山鉾巡行(17日)の折、山や鉾の上から粽を撒いたと聞くが、現在は宵々山(15日)や宵山(16日)に各鉾町で「厄除け粽」(5本1束)を授与している。 しかし、これは玄関にあげて門口から災難が入らないようするもので、食べられない。 『續齊諧記』に、5月5日の粽は屈原クツゲンの伝説の拠るとある。 屈原(楚の王族で政治家、詩人)が讒言により追放、汨羅ベキラ江に身を投げると、その死を悼んだ人々が竹筒に入れた米を汨羅に投げて供養した。 その後、漢の區曲オウキョクの前に屈原の霊が現れて曰く、その米を蛟龍コウリョウが盗む、楝オウチの葉で竹筒を塞ぎ、彩糸で巻いたならば蛟龍は嫌うと。 すなわち五色の糸で巻いたもので、道喜「飾り粽」の所以でもある。 『本草綱目』では、棕櫚の葉のような尖った角ツノ形にすると云うのが面白い、棕櫚が瘧の生薬だからだ。 ところで、祗園会の宵山は「屏風祭」と云われる。 鉾町の旧家などが所蔵する美術品を座敷に飾り、客を招いたのが始まりで、一般にも公開している。 その折、屏風の前などに「檜扇ヒオウギ」が生けられる。 左は「姫檜扇水仙」で別属なのだが、舟鉾に因んで砂張舟に入れた。 (つゞく 「粽 '12」) 参照 『續齊諧記』梁(502-557)の呉均ゴキン撰 五花絲粽 屈原五月五日投汨羅水、楚人哀之、至此日以竹筒子貯米投水以祭 之、漢建武中長沙區曲(緑水庵註:人名、區回オウカイとも)、忽ニワカニ見一士人シジン、自云 三閭大夫サンリョタイフ(緑水庵註:屈原のこと)、謂曲曰、聞君當見祭、甚善、常年爲蛟龍 所竊ヌスム、今若有惠、當以楝(緑水庵註:栴檀)葉塞其上、以綵絲イロイト纒(緑水庵註:巻く) 之、此物蛟龍所憚、曲依其言、今五月五日作粽、并帶楝葉五花絲(緑水庵註:五色の 糸)遺風也、 『本草綱目 二十五穀』1578成立、明の李時珍リジチン 糉ソウ(チマキ)綱目 釋名、角黍カクショ、 時珍曰、糉俗作粽、古人以菰蘆コロ葉裹ツツミ黍米ショマイ、煮成尖角サイカク、如椶櫚 シュロ葉心之形、故曰糉、曰角黍、近世多用糯米モチゴメ矣、今俗五月五日、以爲 節物相餽送キソウ(緑水庵註:「餽」は贈る)、或言、爲祭屈原作此投江、以飼蛟龍也、 氣味、甘温無毒、主治、五月五日取椶尖(緑水庵註:棕櫚の尖った葉?)、和截瘧藥セツギャ クヤク良、時珍 (参考文献『古事類苑』、なお『續齊諧記』『本草綱目』ともルビは緑水庵) ←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。
by ryokusuian
| 2011-07-19 01:47
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