
今日の茶の湯稽古のため、外郎
ウイロウで杜若、「唐衣」と銘をつけることが多い、を作った。
さて、外郎と云うのは色々あって判然としない。
京都では、6月晦日に「水無月」をいただくのだが、「お餅屋はん」の小麦粉が主材料のむちっとした水無月も「外郎」という。
以前は関東には無かったが、現在は百貨店に「仙
太郎」が入り、買うことができる。

その無かったころ、15年位前、岬屋さんにはあり、「うわぁ、こういう外郎の水無月って、東京にないですよねぇ」と喜んだら、御主人が「外郎と云っても、3種類あって …」に始まり、菓子の話を30分位してくださった。
その時は、この3種の説明に納得したのだが、今明確に思い出せずに残念、また今度お聞きしよう。
一般的に「外郎」と聞いて挙げるのは、以下のようなものか。
・「唐衣」や「青梅」など、「お菓子屋はん」の上生菓子
・「水無月」のような「お餅屋はん」のもの
・小田原・名古屋・山口などの棹物(各地でまた違う)
この中で上生菓子は上用粉が主材料だが、京都と東京、また店などにより異なり、本で見ただけでも以下のような粉の配合があった。
・上用粉、餅粉、葛粉
・上用粉、葛粉、白餡
・餅粉、薯蕷粉
(=上用粉)、薄力粉
今回は外郎で作ったが、求肥(羽二重餅)やこなしでも同じ形を作ることが出来る。
("13 「
唐衣2」)
※ Interneto Explorer は画像や文字がずれます。Google Chrome でご覧ください。

←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。