
今日の茶の湯の稽古のため花見団子を作った。
花見団子は、こなし製・外郎製(三色団子とも)・州浜製(州浜団子とも)などがあり、三個の団子が串ざしになっている。
色に注目すると、こなしは
紅・
緑・茶、外郎は
紅・白・
緑、州浜は
紅・黄・
緑(黄は白ができないからだろう)が一般的である。
紅・白・
緑は、上巳の節句(新暦4月中旬)の
三色の菱餅と同じである。
紅は春、桃、破邪、梔子の実で色付け(消炎など)
白は冬、雪、清浄、菱の実を入れる(整腸など)
緑は夏、草、長寿、蓬を入れる(強壮など)
ただし、古くは白・
緑の二色で、三色になるのは明治以降だそうだ。
閑話休題、三色団子になると桜・雪・葉になるが、菱餅も三色団子も五行の五色・四季土用では説明できないからイメージなのだろう。
こなしの茶は大地(土)の意とも、
紅・
緑・茶で桜の一木(花・葉・幹)を表現するとも云う。
鵬雲斎大宗匠好み田楽箱、黒塗りに朱漆の芽吹き柳、があるが、画像は豆腐田楽のため数を持っている木地のもの。
( 「
花見団子'12」)

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