
来月、麩の焼を作りたく、それに用いる山椒味噌の実山椒を用意した。
山椒は葉・花・実が利用でき、
肉桂同様、和風ハーブの代表である。
豆腐田楽・筍田楽の木の芽味噌には新芽を用い、また鞍馬や有馬では葉・花・実の煮いたのが名産品である。
粉山椒は、乾燥させた実を挽いたもの。
さて、山椒味噌に挽きたて粉山椒を使いたいが、最寄りのスーパーにはホールがなかったので、紀州の葡萄山椒を3種類を取り寄せてみた。
①青実山椒(未熟な実の生)~5月中旬から6月初旬に収穫なので、今回は冷凍(前)
②乾燥実山椒(熟した実の乾燥)~6月中旬から下旬に収穫(左)
③ 〃 ~7月初旬から8月下旬に収穫(右)
②は、従来の③に比べ、柑橘類本来のフルーティで甘い香りが特徴とのことなので、菓子には①か②が向くかな。
ちなみに、麻婆豆腐などに使う花椒
ホアジャオは、山椒と同属異種で華北山椒と云うらしい。
なお、山椒風味の和菓子は、行者餅と法螺貝餅(柏屋光貞)・岩山椒(鍵屋良房)・和三盆 山椒ノ餅(仙太郎)・山椒餅(=
切山椒」)などがある。
(つゞく 「
山椒2」)

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