
お正月の柳は神籬
ヒモロギだから、松の内のものであろう。
しかし、拙庵では美しい柳を片づけてしまうのが勿体なく、立春迎えまでしていただく。
だから、どんど焼きにも節分のお焚きあげにも間に合わず、仕方なく土に返しているのだが、 罰があたるかしら。
さて、立春を過ぎた今は、床から仮の別所にお渡リいただいている。
それにしても、柳の生命力には毎年驚かされる。
去暮は切リ枝なので、もちろん根などないが、1月も半ばになると根が生えてくる。

青竹の柳掛けに入れる水は、ついつい忘れて、水枯れすることもあるのに、めいっぱい根が張る。
お正月の芽張
メバリ柳(葉が出る前)の画像を載せたいと思うが、写真を撮っていなかった。
ランコントレさんが、
美しい写真を載せてくださっているので、ご覧いただきたい。
柳、この生命力から、お正月には柳箸を使い、また
谷保ヤボ天満宮の木鷽や
信濃国分寺の蘓民将来符は柳材である。

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