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2010年 08月 25日
左利きにおける日本の芸道、型、修養と云う事を考えていると(参照 「左利き その1」)、「守破離」について思い巡らすようになったので、左利きについて書く前に「守破離」を明確にしておきたい。
諸芸の修行段階を示す言葉としてよく使われるが、初出は明らかでないようだ。 私が初めて「守破離」という言葉を知ったのは25年位前で、世阿弥(1363-1443)を引き合いに出されたが、『風姿花伝』に「序破急」があり、『花鑑』に「離見」があっても「守破離」はない。(『日本思想大系24』 岩波書店) 左 甲陽軍軍旗・右 武田不動尊像 『日本の思想9』 筑摩書房より 『角川茶道大辞典』の「守破離」をなぞって調べてみる。 茶湯の修業段階を表現した成語。本来は『甲陽軍鑑』などでいわれた兵法用語で あった。入門から免許皆伝を経て独立していく武道の成語を茶湯の修業上におけ る語として取り入れたのは横井淡所の『茶話抄』であった。同書では(緑水庵註: 後述するので省く)。裏千家十一世玄々斎宗室も『喫茶敵門瓦子コウモンガシ』でこの 語を大いに掲揚するようになる。その内容は(緑水庵註:後述するので省く)。かく して『利休百首』の中に追加されて「規矩キク作法守りつくして破るとも離るるとても もとを忘るな」の一首が出現する。能の「序破急」などとともに芸術上の成語として は至言だといえよう。 『甲陽軍鑑』は、武田信玄を主とした甲州武士の事績・心構え・理想を述べた書で、高坂弾正著の体裁をとり小幡景憲(1572-1662))編纂と考えられているだそうだ。 全20巻をとても読む気にならないので、どなたか何所に出てくるか教えていただきたい(ずるい?)。(『甲陽軍鑑』人物往来社) 時代は下がり幕末、千葉周作の『剣法秘訣 第五剣術名人の位』に 守破離と云ふことあり、守はまもると云うて、其の流の趣意を守ることにて、一刀流 なれば下段星眼、無念流なれば平星眼にてつかひ、其の流派の構へを崩さず、敵 を攻め打つをいふなり、破はやぶると云うて、左様の趣意になずまず、其の処を一 段破り、修行すべしとのことなり、離とははなるゝと云うて、右守破の意味も離れ、 無念無想の場にて、一段も二段も立ち上がりたる処にて、此の上のなき処なり、右 守破離の字義、よくゝゝ味はひ修行肝要なり、 (『千葉周作遺稿』千葉周作著・千葉栄一郎編 慧文社) (つゞく 「その2 」「その3」「その4」 ) ←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。
by ryokusuian
| 2010-08-25 12:32
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