神奈川県立近代美術館の鎌倉館に行った折、薔薇が見ごろとて鎌倉文学館へも行った。
薔薇が咲いている時に来たのは初めてだったので、いつも閑かな文学館に、こんなに人がいるなんてちょっとした驚き。
鎌倉駅へ歩いて帰る道沿いの由比ヶ浜近くに平盛久の頸座の碑があり、謡曲史跡保存会が駒札を建てている。
駒札の画像だけしかなく失敗、石碑などを撮ってくれば良かった。
平家の武将・平盛久は、源氏に破れ捕らえられて鎌倉に送られ、この由比ヶ浜の
地で首を切られることになりました。
盛久は、京都清水寺の観世音菩薩を深く信仰していたので熱心に祈りを続け、処
刑前夜に観世音の霊夢を見ました。
そしていざ処刑の時、持っていた経巻から光が発散し、処刑人は目が眩んで振り上
げた刀を取り落とし、太刀も二つに折れてしまいました。
これを聞いた源頼朝は盛久を招き「自分も同じ夢を見た、観世音のお告げである」と
言って助命し、盛久は所望されて舞を舞うのでした。
私は未だ「盛久」を稽古していない。

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