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2010年 05月 24日
過日、山種美術館に行った。
開館記念特別展Ⅳ 生誕120年 奥村土牛展 昨年秋に新美術館として広尾に移転開館してから、実は初めて行った。 山種美術館は日本橋兜町から三番町、広尾と移った。 兜町は、大学生の頃(四半世紀ほど前)から頻繁に行っていた、大好きな空間だった。 しかし、何かしら移転の理由があるのだろうが、三番町は狭くて居心地が良いとは云えず、足が遠のいていた。 そして、期待の新美術館に行ってみて、正直に云えば兜町 の方が良かった。 さて、土牛、代表作「鳴門」「醍醐」への称賛は当たり前過ぎるので書かないが、ひとこと。 不思議な音の世界、「鳴門」は静かな轟音が、「醍醐」からは花びらの散る音が聞こえた。 動物や花の評価が高いが、今回は素晴らしい壁面に感嘆した。 壁は平面、二次元なのに、見えていない奥行、三次元まで描かれている。 「城」「門」「茶室」「大和路」の漆喰の白壁、土塀、石垣、瓦屋根、聚楽壁、破れた築地塀、木扉など、写実だけではない何か。 「茶室」について云えば、見た瞬間モンドリアンみたいと思った。 水平・垂直の直線、若干の曲線、その線に囲まれた大小の四方の構成は絶妙な均衡を保つ。 もともと茶室は窓、柱、天井など配置の美を有すものだが、土牛はこれを更に極めている。 客座から手前座を見る構図、一般的な台目構えの席で、中柱は女松だろうか。 手前座勝手付の色紙窓の敷鴨居や方立、袖壁の横木が、黒光りというよりは黒漆のように見えるが、それは無かろう。 風炉先窓や色紙窓の障子を通したやわらかな陽射、色紙窓の下側は閉められ下地の影、上側は開けられ連子の向こうに外が見える。 キャプションの解説に真珠庵の庭玉軒とある。 宗和好みの内坪を付す茶室、利休四百年忌茶会の時、20年前に一度拝見しただけなので、記憶が曖昧、それは茶道口からだった。 帰ってから調べると、やはり中柱は女松、的確な描写力。 黒漆に見えた部分、黒い線だからモンドリアンを連想したのかもしれない。 右は平成9年発売の記念切手「醍醐」、5シート買ったが、春によく使っていたら残り少なくなり、ここ5年ほど使用禁止にしている。 ←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。
by ryokusuian
| 2010-05-24 06:58
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