(つゞき 「
白楽天1」)
「白楽天1」で「白楽天図屏風」について書いたが、川村記念美術館に橋本関雪筆「琵琶行図屏風」があるらしい。
ここには、一時期心酔したマーク・ロスコがあるので何度か足を運んだが、この屏風は観ていないか、観ていても記憶がない。
川村記念美術館HPによると、「今みられるコレクション」の日本画は以下の通り。
「色紙貼付桜山吹図屏風」(伝俵屋宗達筆屏風・本阿弥光悦筆色紙)
「隅田川焼窯場図屏風」(酒井抱一)
「柳に水鳥図屏風」(尾形光琳)
「桜加里」(上村松園)
「琵琶行図屏風」は見られないが、四作品とも魅力的で、中でも隅田川焼の窯場に興味がある。
やはり、「都鳥香合」とか作っている場面なのかしら?
そうであれば、昨日に引き続き、琳派の抱一に「伊勢物語東下り」が登場。
美しい自然環境、いつも素敵な企画の大好きな美術館だが、佐倉は遠くて気合いが必要、5月23日までとあるから行かない。
さて、志野流香道に組香「琵琶香」があり、これは白楽天の「琵琶行」を出典とする。
四種の香は「潯陽」「江月」「琵琶」「曲調」で、詳細は省くが、後出香ではこれを各々「主人」「舟」「弦」「調」の名目に書き換える。
また、場合により記録の料紙に「琵琶行 一」の初めの詩句「潯陽江頭夜送客」を書く。
あぁ、江戸の文化人は教養が深い!… 私が浅いのだけど。
後日記(5月25日) 川村記念美術館「琵琶行図屏風」は5月25日から8月22日まで展観。
よし、8月に千葉富浦に行く予定があるので、その時に行こう。
参照(8月18日) 「
川村記念美術館」
(つゞく 「
白楽天3」)
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