
過日、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションに行った。
浜口陽三展 メゾチントの冒険Ⅰ
半年ぶりくらいのミュゼ浜口陽三、やはり大好きな空間。
来場者が少ない、美術館にとってどうかは別にして、のも心地よい要因のひとつ。
ただし、一階は額のガラスに光や自分の姿が映り込み、作品が見難い。
季節や時間帯にもよるのだろうが、外光への対策が欲しい。
今展覧では、配置や貝の数も色々の「貝」「貝殻(油彩)」「9つの貝殻」が印象深い。
背景の市松文様が、有元利夫のタイル貼りのテーブルを連想させた。
以前にも感じたのだが、同じモティーフを繰り返し登場させる、静謐な雰囲気など、共通するものがある。
有元は浜口の影響を受けているのだろうか、有元に関しても無知なので、もしかしたら周知の事なのかも知れないが。
また、「黒いさくらんぼ」など、カラーメゾチント作品の背景の色彩はマーク・ロスコに通じる。
(つゞく 「
カラーメゾチントの魅力」)

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